「次は100円本」とあおる朝日新聞を、とりあえず叱っておく。
2005年 08月 31日
パソコン実用ムックには、すでに490円本が登場している。『トリビアの泉』『ベラベラブック』『ダイエットSHINGO』『Deep Love』などの千円本がよく売れたのが03年。それから2年で500円本の大きな流れができ、さらにその先の気配も見える。ワンコインといえば次は100円ということになる。100円ショップにはすでにあるが、コンビニや書店で実現するのはさて、いつになるのだろうか。
おいおい、同じ記事の中にこう書いてあるだろう。
ただ、低価格の実現には苦労があるようだ。河出の場合、初版は基本的に3万5千部。ふつうの単行本よりも多くすることで1部あたりのコストを下げた。紙代なども抑え、カバーや帯もつけていない。この500円本のスタート前には見本を5~6回つくり直したという。伊藤営業部長は「著者の方にもご協力をいただいています」。印税もまたコストカットの例外ではないようだ。
500円の本で3万5千部刷ってんだぜ。
100円の本で採算とるのに、どれだけ刷ればいいんだよ。
それに、著者だって、よろこんで「ご協力」してる人ばかりじゃない。
だから、「~研究会」みたいなライター集団が書いた文庫を焼きなおすのが主流なんだろうが。
100円本が見たかったら、まずは朝日文庫の本でも焼き直せば?
僕はそれでも買わないけどさ。