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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

高橋尚子が見た、「暗闇」と「光」。

<女子マラソン>高橋V 悪夢から2年「時間動き出す」 (exciteニュース)
Qちゃん、故障乗り越え復活V 「伝えの走り」に経営者を見た
(FujiSankei Business i.)

昨日のマラソン終了後に高橋尚子がインタビューで語った言葉を読み返したくて、さきほどネットのニュースにいくつか目を通していた。
運良く、「FujiSankei~」の記事の文末にあったので、以下に転載させてもらう。

 「人の温かさや力を貸してもらったという意味で、すごくうれしさを感じられた二年間でした。一度は陸上を止めようと思った時も、夢を持つことで一日一日を充実して過ごせました。陸上に関係なく、今、暗闇の中にいる人や悩んでいる人も、どうか夢を持って一日を過ごしてください。一日だけの目標でも三年後の目標でも、何でも目標を持つことで、一日が充実すると思います。小学生や中学生はもちろん、三十代そして、中高年の皆さんにも、二十四時間という時間は平等に与えられたチャンスの時間です。二度と来ない、この一日の時間を精一杯充実した時間にしてください

いつの時代にも、先の見えない「暗闇」の中でもがいている人はいるだろうけど、いまの時代は特にその数が多いと思う。

でも、その「暗闇」の中で、一体どれだけの人が「」を見ようとしているのだろう?
暗闇の中で「怖い怖い、動けない」と嘆いているだけの人も多いのではないか?

高橋尚子がこの二年間で見た暗闇は、普通の人の暗闇よりも、さらに深いものだったように思う。
だからこそ、彼女がレースを終えた後に見た「光」は、とても眩しかったんじゃなかろうか。

そこまで眩しい光じゃなくてもいいから、僕も自分なりに、ささやかな光を見つける時期に来ているなぁ。
by aru-henshusha | 2005-11-21 10:58 | スポーツ・格闘技