ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

いま欲しいのは、自分が立ち止まれる時間。(ヒトリゴト30)


去年の末から、ずっと走り続けている。

もちろんこれは比喩であって、実際には止まったり、歩いたり、メシを食ったり、眠ったりもしてるけど。
でも、なぜだか、自分が「走り続けている」気がしてならない。

走って走って、ときどきバテて、気を取り直してまた走って。
じっくり立ち止まることのないまま、何も考えずに走っている。

人間、若いときは、大抵そういうものなのかもしれない。
目の前の仕事とか問題だとかを片付けるのに精一杯で、この道の先に何があるかなんて、考える余裕がない。

だけど、いまの僕には、それが永遠に続いていくかのように思えてしまうんだ。

目の前の原稿をやっつけて、次に出す本の取材をすすめ、通った企画は構成を練り直し、合間をぬって新しい著者に会いに行って。
スケジュールにあるタスクを「処理」するたびに、あらたなタスクが生まれ、未達成のタスクに追われ、毎日毎日走り続ける。

考えているのは、仕事のこと、そして会社のことばかり。

そんな日々が、この仕事を続けている限りずっと続くような気がして、なんだか不安を感じてしまう。

僕には、ほかにも考えたいことがある。
僕には、ほかにも考えなければいけないことがある。

僕は不器用な人間だから、ダッシュで走っている最中に考えことなんかできないよ。

だから、少しでいいから、立ち止まりたい。

自分が立ち止まれる時間が、何よりも欲しくてたまらない。
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by aru-henshusha | 2006-01-15 02:31 | 不定期なヒトリゴト。