ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

「仕事邁進女がモテる」というのは、「AERA」読者へのリップサービスでしょう。

当ブログは「AERA」編集部にも読者がいるみたいなので、あまり刺激するようなことは書きたくないのですが……

【ファンキー通信】モテを求めない「仕事邁進女」がモテる!(livedoorニュース)
仕事邁進女がモテる 「仕事前向き」が幸せへの近道(asahi.com)

上の記事、ちょっと「読者サービス」が過ぎると思うんですよね。
とくに、<「一緒に成長」がキー>(asahi.com)というあたり。
総務省の02年の調査でも、未婚男性が結婚相手として専業主婦を望む割合は、この10年で半減し、2割を切っている。
とありますが、この調査の裏側には「共働きじゃなきゃ、結婚なんてとても出来ない」という独身低所得サラリーマンの現実もあると思うんです。
(ようは、経済的な問題で「専業主婦を望む」という選択肢が存在しない)

高級結婚相談サービスの利用者である起業家や、「メトセク」を自認する方々はともかく、普通の年収300万リーマンは「お互いの成長」よりも「家計の安定」のほうが最大関心事でしょう。

そういう人たちに「モテ」たからといって、<幸せな>結婚ができるとは限らない。
したらしたで、仕事と家事の板ばさみで、成長ままならない自分に嫌気がさすかもしれない。

「AERA」の読者には、「仕事邁進女」の方々もかなりいると思われます。
そういうコアな読者を勇気付けるという意味では、この記事は確かに価値があるでしょう。

だけど、この記事には「女の願望」はあっても、いまいち「男の本音」が感じられなくて、「AERA」がはなから想定していない低所得リーマンの僕としては、「ふ~ん」と思ってしまいます。

まあ、「おまえなんかウチの雑誌の読者ターゲットじゃないんじゃ、ボケ」と言われればそれまでですが。

たまに「ハイソな女性誌」を見ると、いろいろ発見がありますな。
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by aru-henshusha | 2006-04-15 14:05 | 本・出版