ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

発売前の新刊がブックオフにあるのは、やはり編集者のせいなのか?

まあ、他にもいろんな可能性があると思うけど、自分としては、やはり一番最初に「内部犯行説」が浮かぶよね、この事件。

[book][ライトノベル]電撃文庫の新刊が発売日前にブックオフに流出
(ウィンドバード::Recreation)

リンク先の記述が本当だとしたら、そのブックオフで売られているのは、その本の「見本」ではないかと思う。

たとえば、ある週の金曜日に、出版社から取次に、ある本の「新刊」が搬入されるとする。
すると、その二日ぐらい前には「見本」ってのができてて、編集者が製本がおかしくないかチェックしたりするわけ。
(この「見本」は製本ミスでもないかぎり、「新刊」とまったくおなじもの)

「新刊」が実際に書店に納入されるのは取次搬入の翌日以降だから、編集者(というか版元の人)は、ある本が書店に並ぶ数日前に、その「見本」を数冊確保していることになる。

*参考までに:用語解説:取次搬入発売とは

ちょっと説明が長引いたけど、そんなわけで、発売前にブックオフで並べられてたその新刊は、編集者なり社内の人が持ってた「見本」が流れたんじゃないかな~、と考えてみた。
(もしかしたら、テスト販売などで、その本の一部が先行販売されていたのかもしれないけど)

ちなみに、とある文庫のシリーズや新書のシリーズが、ドバッとまとめて一つのブックオフに置かれていることがあるけど、こういうのも内部の人が、いらなくなった「見本」を流している可能性は否めない。

「ここの版元の本だけ、(連番で)一冊も途切れないで置いてあるな~」ってときは、怪しいと思う。

追記:自分は実用書系の編集者なので、小説系と制作の流れが違うようだったら申し訳ない。
あくまで自分の経験から類推して書いてみた。
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by aru-henshusha | 2006-05-03 22:05 | 本・出版