ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

「書店」は、「本屋」と呼べませんか?

落ち込むのも飽きたんで、ぼちぼち更新していきます。

書店「さん」(出版屋の仕事)
この方(出版社の営業)は、常に「書店さん」と言うのである。私と2人だけで話していて、別に書店向けのスピーチでも何でもないのに、いつも「書店さん」。ところが自分で話したり質問したりして気づいたのだが、私は「書店」と言っている。やっぱり、書店営業の人は違うな~と感心した。
上の記事を読んで、ふと思い出したことがある。

僕が新卒で前の会社(編プロ)に入ったとき、「書店」のことを「本屋」と言ってたら、上司にこうたしなめられた。

<本屋>って言ったら失礼だろう。
自分たちの本を売ってもらってるんだから、<書店>と呼べ


僕はそれから、極力「書店」って言うようになって現在に至る。
でも、今でも心のどこかに、「本屋」じゃダメなのかなって思いはある。

「**屋」っていうのが、軽蔑をこめた呼び方に聞こえると言われたら、そのこと自体に反論はしがたい。

だけど、べつに書店をバカにしたくて、「本屋」って呼んでるんじゃないんだよ。

ただ、僕にとっては、大きな「書店さん」より、小さな「本屋」との付き合いが長かったから。

地元にあった、狭くて、品揃えも悪くて、学生用の参考書なんかがやたらあったあのお店。
あれなんか、やっぱり「本屋」って呼んだほうがしっくりくる。

そんな「本屋」に小遣い握り締めて行って、文庫本とかマンガを買って、むさぼるように読んでたあの日。

あの日のことを思い出すと、「明日は書店立ち寄りで」なんて言っている自分が、ちょっと気恥ずかしく思えるときがある。

僕は今でも、「書店」より「本屋」のほうが好きだなぁ。
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by aru-henshusha | 2006-06-09 00:38 | 本・出版