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by aru-henshusha

いま一番大事なのは、「次の一手」を考えること。(ヒトリゴト41)

最近、久しぶりに将棋を指している。

といっても、相手は人ではなく、フリーの将棋ソフトだ。
ボナンザ」といって、コンピュータ将棋選手権でも優勝した猛者である。

帰宅してから寝る前の暇つぶしに、これまで何局も戦った。
だが、恥ずかしながら、いまだ一勝もしていない。

ときおり、対局が終わったあとに、ソフトの機能を利用して指し手を再現することがある。

「あのとき、こう指しておけばよかった」「この一手がマズかったなぁ」

そんなふうに、自分の選んだ一手、選べなかった一手を後悔ばかりしてしまう。


久しぶりに将棋を指していると、ふと、人生と将棋は似ているなぁと思う。

誰の人生にも、一度や二度の「悪手」はある。

指してはいけないとわかりながら、指してしまった手。
指せばよかったと思いながら、けっきょく指せなかった手。

けれど、「対局中」に、いつまでもそれを引きずっていてもしょうがない。
勝負が続く限りは「次の一手」に注力すべきである。


ここ数日、自分が指した悪手を、ずっとずっと悔やんでいた。

でも、それはもう過去の一手である。
どんな理由があれ、「待った」をかけようとは思わない。


いま僕は、君の「次の一手」を待っている。
指してほしい手があれば、指してほしくない手もある。

だけど、どんな手が来ようと、受け止める。
それが君が選んだ手であるかぎり、真剣に受け止める。

制限時間は決めてないから、思いっきり長考すればいい。

どんな一手でも、君が一生懸命決めたこと。
その一手を見届けるのが、僕の役目だ。
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by aru-henshusha | 2006-06-11 23:19 | 不定期なヒトリゴト。