ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

作家の本名、知っていますか?

先日も、石田衣良の本名について書きましたが、ペンネームと本名のギャップが激しい人がけっこういるみたいですね。

ペンネーム図鑑

で調べたら、へぇーっと思った本名がいくつかありました。

以下に、その一部を転載します。
(全部ア行の作家なのは時間がなかったからです……)

浅田 次郎(あさだ・じろう)

『鉄道員(ぽっぽや)』の作家だが『プリズンホテル』から大好きだった。本名・岩戸康次郎。由来については『勇気凜凜ルリの色 四十肩と恋愛』(講談社)というエッセイ集の「由来について」という作品で解説されている。(後略)

伊集院 静(いじゅういん・しずか)

本名・西山忠来(ただき)。別名・伊達歩(あゆみ)。
山口県で在日韓国人二世(趙忠来)として生まれ、後に帰化。立教大学文学部卒。『海峡』『受け月』など。妻は今は亡き夏目雅子(本名・小達雅子)。現在は篠ひろ子。「傘の下で雨に濡れずに生きると、濡れた者の辛さがわからない。愚者の典型である」『美しい国、おかしな人』。(後略)

永 六輔(えい・ろくすけ)


中村八大、坂本九と「六、八、九」コンビを作っていたので本名だと思い込んでいた。本名・永孝雄。早稲田大学中退。早大時代落語に熱中し、19歳の時NHK「日曜娯楽版」に投稿、三木鶏郎の冗談工房に入り、ラジオ・テレビ番組の構成者、出演者として活躍。作曲家の中村八大とのコンビで「黒い花びら」「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」などヒット曲の作詞や、脚本・司会も手がける。社会風刺するエッセイストとしても著名で『芸人・その世界』『東奔西走大絶賛』『大往生』など著書も多数。

江藤  淳(えとう・じゅん)

評論家。本名・江頭淳夫(えがしら・あつお)。お笑いタレントの「江頭2:50(にじごじゅっぷん)」(本名・江頭秀晴)と同じ姓だった。一生懸命、ペンネームを考えたかと思うと目頭が熱くなる。99年7月 21日に自殺。紀田『ペンネームの由来事典』によれば「まあいってみればてれ隠しのようなもので、本名でものを書くのが何となく恥ずかしいような気持があったからにすぎない。……いずれにしても私のペンネームは、文壇登録番号同様の符号にすぎないのである」(「ペンネーム考」)と述べているという。(後略)

江戸川 乱歩(えどがわ・らんぽ)

本名・平井太郎。エドガー・アラン・ポーEdgar Allan Poeから採った。「谷啓」(本名・渡部泰雄)とか「益田喜頓」(本名・木村一“はじめ”)なんかと変わらない命名法。最近では丸木砂土(マルキ・ド・サドMarquis de Sade)、朝松健(ウェールズの幻想作家アーサー・マッケンArthur Machen)等が有名。『となりのトトロ』などジブリ作品の作曲をしている久石譲はクインシー・ジョーンズ のもじり。(後略)

恩田 陸(おんだ・りく)


小説家。本名・熊谷奈苗(くまがいななえ)。「オンザロック」から取ったというガセネタがあるが、「当時の会社の先輩に、恩田さんという格好いい女性がいたので、拝借。陸は、女性か男性かわからない名前にしようと思って」という。仙台市生まれ。父親の仕事の関係で、富山市に暮らし、中学3年から高校卒業までは水戸市で過ごす。水戸第一高等学校、早稲田大学教育学部卒。“ノスタルジアの魔術師”と呼ばれ、その名の通り郷愁的な情景を描く。 また、ファンタジーの枠に囚われず、SFやミステリーなども書く。

なかでも江藤淳は、江頭性のままじゃなくてよかった気がします……
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by aru-henshusha | 2006-10-02 14:26 | 名言・言葉