ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

本の世界にも、「旬」はある。

イギリス発のニュースですが、日本の出版事情にも通じるところがあるかも。

正月明けはダイエット本が大量出版される(Ameba News)
「今年こそは痩せるぞ!」と思っているアナタ、発売されたばかりのダイエット本を読みあさってみたが、「運動すること」「ワインを飲むこと」「よく寝ること」なんて色々書いてあって、情報を消化しきれていないのでは?

ダイエットやフィットネス本の発売が正月明けに集中するのは昔から。2007年も早々、「脂肪燃焼法」「元の体型に戻す方法」を提案する大量の本が店頭に並んだ。評論家によると、肥満問題が深刻化している今、世の主流は「極端なダイエット」から「一般常識的なダイエット」に転換しているとのこと。
ちゃんと調べたことはないのですが、年明けに「ダイエット本」が集中的に発売されるのは、何となくわかる気がします。
年が変わって今年こそダイエットしなきゃと誓う人、冬休み中に食べ過ぎちゃったなぁと後悔している人など、読者予備軍が多そうですしね。

「ダイエット本」に限らず、とくにビジネス・実用系の本には、「(=売り時)」があるものが多いです。

たとえば、「掃除本」だったら年末だろうし、3~4月には新入社員向けの「ビジネスマナー本」がよく出ます。「就活本」だったら、最近は9月頃から並び始めるんではないでしょうか?
(実際には、年が明けてから動くかもしれませんが)

テーマによっては「旬」のシーズンに出なかったばかりに、いちばん売れる機会を逃したまま、書店から消えていくこともあります。
本の発売時期って、思ってる以上に重要なんです。

もっとも、ここで挙げたのは、かなり単純な例でして、実際の本の発売時期については、もっと緻密な計算が働いている場合もあります。
(参考:時期はずれ? いやいや実はジャスト・タイミング

というわけで、本屋さんに行ったとき、いまは何が「旬」なのか考えてみるのも、ひとつの楽しみ方だと思います。
[PR]
by aru-henshusha | 2007-01-08 21:28 | 本・出版