ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

自費出版の見積りをしてみたんだが、やっぱり高いねぇ。

ま、見積もりといっても、ネット上でですけどね。

せせらぎ出版 -自費出版見積りシミュレーション-

ここで、一番安いと思われるプランで見積もってみました。

すなわち、

・原稿の分量
400字詰め原稿用紙で、 50~100枚くらい(2万~4万字)
・出版部数
100部くらい
・原稿の受け渡し
データ入稿
・製本形態
並製本(ペーバーバック) カバーなし
・原稿整理
いっさい手を入れなくてよい
・写真・グラフ・図表
なし
・校正方法
すべて自分だけでする
・表紙デザイン
表紙デザインは自分でする

というプラン。


この条件下にできあがるのは、

総ページ数30数ページ(*)の並製本、カバーなし、本の構成は原稿のまま、図版等なしの棒組み、本文校正・表紙デザインもすべて自分でやった本
(* 2万字を1ページ40字×16行で組んだ場合)

が100部のみ(編集者がやるのは紙選びと、印刷所・製本所の手配だけ?)。

これで、どのくらいのお金がかかるかというと……

33万7千円!


どうせ自分でほとんどの作業をやるなら、印刷から引き受けてくれる製本所に出したほうが安上がりかと。


ちなみに、ここの契約書を見ると、こんな文言が。
印税
第1刷   印税なし
第2刷以降 定価の5~10% × 実売部数

注1 現実的には、第1刷が売り切れて第2刷となる確率は非常に低いのが実情であることをご理解下さい。
う~ん、キビシ~


追記:実売部数ってのは、印刷した部数ではなく、実際に売れた部数に対して印税を払うということ。極端な話、増刷になっても1冊も売れなければ、1円も入りません。
(こういう契約は、自費じゃない出版社でも存在します)

追記2:コメント欄のほうが、この記事よりも中身が濃いかもしれません……
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by aru-henshusha | 2007-01-17 21:14 | 本・出版