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by aru-henshusha

『ヤバい情報収集術』からは、少しもヤバさが感じられないんだが。

以前、本のタイトルの流行について、こんな記事を書きました。

「すごい」の次に来るタイトルは、「やばい」なんだろうか?

このとき、「ヤバい」という言葉は、あまりキレイな言葉ではないので、版元を選ぶかもと思っていました。
ですが、最近はわりと堅いイメージがある出版社でも、この言葉を使い始めているようです。

社長!その就業規則ではヤバすぎる
元銀行員の探偵が教える「ヤバイ会社」はこう見抜け!
ヤバい情報収集術

ただ、タイトルに「ヤバい」とあるからといって、本の内容がドキドキしてしまうようなものかと思うと、そうとも限らないんですよね。

(例)
『ヤバい情報収集術』の目次
Part1 ウェブ2・0時代にフィットする仕事術
 1 情報収集を行なう目的をはっきりさせよう
 2 「ウェブ2・0」のパワーシフトを理解しよう
 3 ウェブ2・0時代に必要な技術を磨こう 

Part2 仕事で差をつける「情報管理」の基本
 1 情報の種類を分別しよう
 2 情報の入手経路の違いを意識しよう
 3 収集した情報の使い道を分析しよう 

Part3 効率的な情報の「受信」技術
 1 アンテナの感度を磨こう 
 2 情報収集ツールを使いこなそう
 3 2・0的スケジュール管理術を身につけよう

Part4 「検索」はウェブ2・0時代の必須技術
 1 検索エンジンを使い倒そう
 2 正しい検索のコツをつかもう

Part5 情報が集まる人の「発信」の技術 
 1 ブログを積極的に書こう
 2 「メール」を上手に活用しよう
 3 プレゼンテーション技術を磨こう 

Part6 情報の「共有」は2・0時代の新常識 
 1 自分の情報をどんどん公開しよう
 2 再加工できる情報発信を心がけよう
目次を見る限り、きわめて健全な「ふつうの情報収集術」の本にしか思えないんですが……

もちろん、本のタイトルには「演出」が必要なので、編集者がこういう付け方をする気持ちもわかるんですがね。
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by aru-henshusha | 2007-02-15 13:59 | 本・出版