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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

オフ会を、楽しく快適に実現するための10のルール。

本日(正確には昨日ですが)、事前の告知どおり、都内某所で当ブログのオフ会を行ないました。
自分を含めて、参加者は最終的に12人。開始から6時間半にも渡る長丁場でしたが、なんとか無事終えることができました。

さて、今回、オフ会を行なうにあたり、自分がいくつか注意したポイントがあります。
そのほとんどは、普通の飲み会の幹事の心得と変わらない基本的なものですが、いい機会ですから、ここに記録しておこうかと。

なかには、当ブログのオフ会特有のものもあるとは思いますが、これからオフ会をやろうと考えているブロガー・サイト管理人の方にとって、多少なりとも役に立てば幸いです。


オフ会を、楽しく快適に実現するための10のルール


●事前準備編


・会場は必ず馴染みの場所を使う
今回は居酒屋を使いましたが、レンタルルームでもカラオケボックスでも、オフ会の目的に合わせた場所をおさえればよいと思います。
重要なのは、すでに何回か使っている場所を利用すること。初めての場所では当日戸惑うこともいろいろ出てきますし、(参加者の急なキャンセルなど)突発的トラブルに対応してもらえないこともあるので。

・告知は早めに、しつこいぐらいで
どの程度の規模で会をやるかにもよりますが、告知不足だと、思うように参加者は集まりません。
また、いくらサイトの常連さんが多くとも、実際オフ会に参加するのは、かなり勇気(?)がある方だけのようです。
できるだけ早めに告知をし、(想定よりも)人の集まりが悪い場合は、告知を繰り返すことも必要です。

・参加者にはそれなりの「ハードル」を
これは異論もあるかもしれませんが。
今回のオフ会では、(特に出版関係者の)参加資格に高いハードルを設けました(→参考)。
自分が匿名ブログというスタイルを守るためには、信頼できる参加者だけを呼びたかったので。
人によっては、何回かメールのやり取りをしてお手数をおかけしましたが、結果的には、それらの手間をいとわない、当ブログの純粋な読者の方々にお集まりいただけたと思います。

・男女比は頭の隅においておく
オフ会は合コンではありませんから、男女比をそろえる必要はありません。
ただし、仮に男性の参加者10人に女性1人なんて比率になるといづらいでしょうから、なるべくそういう事態を避けたほうがいいでしょう(といっても、それを避ける妙案がすぐに浮かばないのですが……)。

・名簿をつくっておく
今回、参加者の「お名前(HN可)・ご職業・連絡先(メアド、ブログ等)・好きな本や作家、雑誌」をまとめた名簿を事前に作成しました。
正直、けっこう手間な作業ですが、これを作っておくと、当日、幹事と参加者、参加者同士がうちとけやすくなります。

●当日編

・幹事の予定は余裕を持って
理想論ですが、オフ会の前後には、幹事は極力、予定を入れないこと。
実は自分もオフ会前に著者との打ち合わせがあったのですが、思った以上に長引いて、あわや遅刻するところでした。当日はできるだけ余裕を持って、会をスタートしたいものです。

・キャンセル・遅刻はよくあること
こればかりは、幹事がどれだけ注意しようと防げません。
当日のキャンセルもありえるので、飲食を伴う場合など、どんな状態になってもうまく対応できるプランを選びましょう(そのためにも、「馴染みの場所」で開催することが大事です)。

・参加者全員の自己紹介ぐらいはしよう
あえて、書くまでもないことですが……
せっかく集まっていただいた参加者なのですから、参加者同士でも交流が深まるよう、時間がかかっても全員分の自己紹介はしましょう。
このとき、前述の名簿があれば、名前を覚えたり、顔と趣味が一致して、記憶にとどまりやすいです。

・オフ会は幹事の「独演会」ではない
これも、幹事のキャラクターで違うかもしれませんが。
僕の場合は、「幹事-参加者」だけでなく、「参加者-参加者」の交流が深まるのも大切だと思っています。
始まりから終わりまで自分が話題・場をリードするのではなく、他の方の話に耳を傾ける余裕がほしいところ(でも、正直、これがうまくできていたか自信がないです……)。

●オマケ


・オフ会は大変、だけど楽しい
慣れの問題もあるとはいえ、オフ会を主催するのは、けっこう大変です。
いろいろ準備もしなければいけないし、当日は当日で、参加者の方に楽しんでいただけているのかも気になります。
ただし、こういう機会でもなければ、僕らが「読者」に出会うことはほぼありません。
これは本の著者でも同じでしょうが、講演会などで「自分の読者」に会うのは嬉しいし、刺激になり、さらに書き続ける原動力の一部にもなりえます。
大変だけど、一回やってみる価値はあると思います。


以上、当たり前のことしか書けませんでしたが、取り急ぎご参考まで。
by aru-henshusha | 2007-03-11 04:10 | ネット・コンピュータ