本の帯、高く売りたきゃ、とっておけ。
2007年 06月 19日
2005年10月17日(月) 本の帯の価値(われ思ふ ゆえに・・・)
いい話をたくさん聴いたのだけれど、目から鱗が落ちたのをひとつだけ。というわけで、いい値がつきそうな本をお持ちで、将来売ることを考えているのなら、ご参考にしてください。
いわゆる古書店と、ブックオフに代表される中古本の流通チェーン店とはまったく別物で、前者は知識がものを言う商売。むずかしいのは値のつけ方で、腕の見せ所でもある……という話の中で、出久根さんは「本の帯を捨ててはいけない」とおっしゃった。
帯なしだと二千円で買い取られる本が、帯ありだと一万円の値がつくこともある。古書店業界では、帯が付いていてこそ「完本」なのである。
なお、この話には続きが。
が、出久根さんはそのためだけに帯を付けておけと言っているのではなかった。これは、編集者としてはありがたい言葉ですが、読者にとっては、「いいえ、邪魔です」という方もいるでしょう。
「帯もれっきとした本の一部。内容の紹介文やキャッチコピーを書いたり、デザインを考えたりした人がいる。カバーと絵が連続しているような工夫がこらされたものもある。本に尊敬の念を持ってほしい」
帯を捨てるも保存するも読者の自由ですので、対処に悩む人は、こちらの過去記事も参考にしてはいかがでしょうか。
買った本の「帯」、どうしてますか?(いくつか追記あり)