ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

長いタイトルを考えるより、「略称」が生まれるようなタイトルを考えることのほうが重要である。

長いタイトルの本 増えてます(asahi.com)
『食い逃げされてもバイトは雇うな』『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』――長いタイトルの本が、このところ、書店の店頭をにぎわしている。話し言葉そのままで、おしゃべりだ。

写真さまざまな「長い」タイトルの本。「ロビンソン・クルーソー」も、実は原題は、英語68語、邦訳で約125文字と超ロング。

『食い逃げ――』は、大ベストセラーとなった『さおだけ屋はなぜ潰(つぶ)れないのか?』の第2弾。公認会計士の山田真哉さんが光文社から出した新書だ。

会計学の本と思えないこの書名は「新書」の制約から生まれた。光文社の古谷俊勝出版局長は「新書はカバーが同じで、タイトルで差をつけることを宿命づけられている。内容をアピールしなければならないが、著者名や短いタイトルからは、中身が伝わらないことがある。この本は『超分かりやすい会計学』でも敷居が高いと考えた」と話す。
*以降、各社新書編集者の分析続く
眠いのもあって、いきなり結論から書きますが、僕は本のタイトルは長くても短くてもいい(というか、売れる)と思っています。
大事なのはむしろ、「人に覚えてもらえること」ではないのかなぁ。

たとえば、『食い逃げされてもバイトは雇うな』という本を書店でさがすとき(あるいは、ネット書店等で検索するとき)「くいにげされてもばいとはやとうな」と律儀にタイトルを覚えてる人って少ないと思うんですよね。

「会計士の山田なんとかって人の『食い逃げ』の本」、ここまで覚えてれば十分でしょう。

だから、仮に長いタイトルをつけるとしたら、そのタイトルの一部をどう印象付けるかってことを、作り手は意識すべきだと思います。
(というか、売れてる編集者はみな意識していると思うけど)

うちのブログがもし、「ある編集者の気になる人・事・物を、ときには同僚に見つかり、ときには彼女に文句を言われながらも、書きたいときに書きたいようにつづった、ノート的なブログです」という正式タイトルだったとしても、みんな「ある編集者 ノート」ぐらいでしか覚えられないだろうし……
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by aru-henshusha | 2007-07-09 03:29 | 本・出版