「どうしても編集者になりたい!」という人が、採用面接ですべき3つの質問。

これは、たしかに効果的。ただし、労働条件がしっかりした会社でやると逆効果かも。

編プロの入社試験に合格する方法(「編集プロダクション アプレ」のブログ)
ところで去年の秋頃、スタッフの友人が「編プロでの就職活動に苦戦している」というので相談に乗ってあげました。
その際、3つのアドバイスを送ったのですが、その甲斐あって東京の某編プロから内定をもらえたそうです。
ネットを通じて声をかけると「あのアドバイスがあったからです」と言ってくれました。

さてさてアドバイスの内容ですが「面接時、以下の内容を質問するように」というシンプルなものです。

①残業代とかいらないので残業してもいいでしょうか?
②早く仕事を覚えたいので休日出勤しても大丈夫でしょうか?
③給料とか別に要らないんですけど、受け取らないといけないのでしょうか?


冗談じゃなくマジです。
採る立場の心理は
(面接の時だけ調子のイイこと言って後で「残業代は?」「昇給まだ?」「休日出勤!?絶対イヤですよ」とか言うんじゃないか?)
というのを恐れているんですよ。

だからその不安をコチラから解消してあげると心証が格段に良くなります。
就職本で「労働条件は堂々と聞いていい」と書いてありますが、あんなモン真に受けちゃダメです。
業界外の人から見れば、これらの質問には「そんなムチャな……」と言いたくなるかもしれません。

しかし、僕自身、もともと編プロ(編集プロダクション=出版社の下請)あがりの人間なので、上の3つの質問は、あながち冗談とは言えないと思います。

実際、僕がいた会社も、「残業代なし、1日平均14時間拘束、休日?何それ?」といった環境でしたし……


ただ、前にも書いたかもしれませんが、「編集者になる」ことを本気で目指すのであれば、版元だろうが編プロだろうが、この業界に潜り込むことが第一だと思います。

僕のように、編プロで経験を積んで、その後、出版社に転職するという例も意外とありますしね。


もっとも、③の質問を額面どおりに受け取られて、本当に給料が払われなかったら、さすがにキツイですが……
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by aru-henshusha | 2008-01-26 16:02 | 本・出版 | Trackback | Comments(13)
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Commented by ririko628 at 2008-01-27 18:32
>、「残業代なし、1日平均14時間拘束、休日?何それ?」
うわ~ 労働基準法が・・・
本当に 好きじゃなきゃやっていけない業界なんですね、ご苦労様です。
身体、壊しそうっていうか 血はきそうですなぁ・・・
私には とても無理です・・・
Commented by あじゃこ at 2008-01-28 00:00 x
③て、どうよ、です。
村上春樹氏も、昔、ピーターキャットって店やってたとき、「タダでもいいから働かせてください」というアルバイトにロクな人はいなかった、みたいなこと、エッセイで書いてますね。
そういう人って、すぐやめちゃうとか、ナマケモノだったりすることが多いんだとか。。。
Commented by tohko_h at 2008-01-28 15:58
私もこの話を読んであじゃこさんがかかれていたバイトさん
エピソードを思い出しました。ただより高いものはない、というのが
雇用する側の常識だと思うんだけど…うーん。

ただ、ある編さんのように、プロダクション→版元、というのは
実はなかなか狭き門かも。という人もいます。どんなにショボくても
名前だけでも版元に入っとけってアドバイスを昔されて、
某ライター事務所と今の会社で悩んでこっちにしました(うちの
会社がショボいという意味じゃなくてw)
Commented by aru-henshusha at 2008-01-29 00:11
>ririko628さま
実際、そこまでして働きたい人の気持ちにつけこんでる部分はあるんですよね……
体が意外と頑丈なので、なんとか無事勤めをはたしましたが。

>あじゃこさま
たしかにタダでも働けるという人は、タダだから気軽に辞められる、と考える場合もありますよね。
良くも悪くもプロではないというか……

>tohko_hさま
タダ働きの件は上記のとおりです。

僕のいた編プロは、特殊かもしれませんが、辞めた人はみな(そこそこ)名のある会社に入っているんですよね。

正直、版元・編プロ両方受かった場合は、出版社に残るほうが、現実的な選択だとはお思います。
Commented by tohko_h at 2008-01-29 11:25
版元に入るデメリットは、なまじ複数編集部があると
意外な配属がありえるということですね。漫画編集者になるとは
思わなかったですもの(今は楽しい部分が増えてやりがいも増したけど)
Commented by aru-henshusha at 2008-01-29 12:12
会社によっては、最初は営業部からとか、編集志望したけど広告行ったとかもあり得ますしね。
Commented by ちゃんむつ。 at 2008-02-25 21:19 x
元気ですか?
ご無沙汰しています。

久しぶりにぶらっとここに来てみたら、おもしろいじゃないですか。
これなんか特に(笑)。

フリーランスになると、それこそ24時間年中無休ですが、なんとか生きてます♪
Commented by セリカ at 2008-02-26 09:04 x
ご無沙汰でーす。
セリカです。
冬本番で、寒い寒い~日々ですが、お元気ですか。


お風邪などひかないようにがんばってください。
何かありましたら、ご連絡くださいね。

ではまた♪
Commented by aru-henshusha at 2008-03-03 02:33
>ちゃんむつ。さま
ご無沙汰しております。
こちらも2月は文字通り無休でして、ほんと、何とか生きてます……

>セリカさま
コメントありがとうございます。
校了日に風邪を引いてしまい、今月は辛い日々でした……
Commented by おたま at 2008-03-10 18:38 x
始めまして。
編集者になるのって、思ったより大変だったのですね。

昨年は、お世話になった出版社や編プロの中に倒産したところがあって、編集者さん達は、他のプロダクションやミニコミ誌etcへ転職。

会社がなくなっても、次の就職先が早く見つかる人が多かったので、編集者の需要は多いのかと思ってました。
Commented by aru-henshusha at 2008-03-10 22:34
それは「編集経験者」の需要が多いということだと思います。
その意味でも、とりあえず業界にもぐりこむことが大事かと。
Commented by 三甲みつお at 2008-05-19 00:42 x
昔、ライターに憧れていた者です。
大昔にいた小売業とあんまし変わらないかなと思いました(一応、残業代はつきましたが)他は似たり寄ったり。好きじゃないとやれない職業なんですね。(小売業が好きで、業界に入った人は少なかったような・・・)
Commented by aru-henshusha at 2008-05-31 00:41
出版にあこがれている人がそこそこ多いからこそ、無茶な条件でも成り立つ部分がありますね。
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