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by aru-henshusha

最近の出版界で流行している7つのキーワードで、「最強のタイトル」をつくってみた。 第2章

えー、見出しを見ただけでは何のことやらサッパリわからん、という方もいそうなので、ご説明を。

じつは、2年ほど前に、

最近の出版界で流行している7つのキーワードで、「最強のタイトル」をつくってみた。

という記事を書きまして、これが(一部業界人の方々に)わりとウケたんですね。

で、さきほど、アマゾンのランキングやら何やら見ているときに、この2年間で「出版界の流行のキーワード」もだいぶ変わったし、もう一回あの企画をやってみるかと思い立ったわけです。

というわけで、2年の沈黙を破り(大げさ)、久々に「最強のタイトル」を作ってみます。
*あくまでネタですからね

キーワード1:レバレッジ*別格
例:レバレッジ・リーディング
もともと金融用語だったこの言葉も、いまではすっかりビジネス書用語に。
<少ない労力で多くの成果を出す>程度の意味で、読書術・時間術から勉強法にいたるまで枕詞として使われています。
ちなみに、「レバレッジ」というキーワードの存在感があまりに強すぎるので、今回の企画ではあえてメインタイトルから外して、帯コピーに使ってます。

キーワード2:10倍
例:無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
これは「レバレッジ」と割と関係あるかもしれません。最小の労力でどれぐらいの成果を出すのか、と考えたときに、「10倍」という数字が非常にわかりやすいアイコンになるということです。

キーワード3:××分(あるいは●秒)
例:「1日30分」を続けなさい!
「10倍」もそうなんですが、ビジネス書の世界では「数字」が入ったタイトルは割合うまくいくんですよ(読者に具体性をアピールできるので)。しかし、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』って本を書店で見たときは、さすがに驚きましたが。

キーワード4:脳
例:脳が冴える15の習慣
キーワード5:勉強
例:できる人の勉強法
この2つはセットで考えたほうがいいでしょう。
脳を鍛える的なブームが勉強本ブームを生んだとも言えるし、もともと周期的にはやっていた勉強というテーマが、脳ブームの時期にうまくマッチして、それこそレバレッジがかかったとも言えます。
*この2つをあわせた『脳を活かす勉強法』なんて本もあります。バカ売れです。

キーワード6:引き寄せ
例:引き寄せの法則
すごい適当に言うと「スピリチュアル」の一言に尽きるんですかねぇ。この手の本が苦手なので、流行ってる割にはノーチェックでございます……。

キーワード7:品格
例:女性の品格
いまさらかよって感じですが、いまでも売れてるんですもの……(例にあげた本なんて300万部近いとか)。ちなみに「品格本を書いている著者に品格があるとは限らない」というのが定説じゃないかと。

キーワード番外:おひとりさま
おひとりさまの老後』しかないじゃねーかよ、と業界関係者からは突っ込まれそうですが、このタイトルに乗っかった類似本も出始めてますし、これから来るんじゃないかと。
*いや、正直に言えば、今回のオチに使おうかなと思って……


さて、これら7つのキーワードをあわせた「最強のタイトル」がこれ。

『1日1分! 脳の品格を10倍引き寄せる!
おひとりさま勉強法


しかも、豪華カバーイメージつきです(O'Reilly Maker)で作成。

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この企画、ぜひウチで出したいという方は、ある編集者までご一報を!(ウソです)
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by aru-henshusha | 2008-03-20 13:40 | 本・出版