ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

僕は本を作るたびに、ドアを開けて外に出ていく。

最近よく読んでいるDABOのブログから。HIP HOPに興味がない人にもオススメです。

ハスラー論その二。(DABO Official BLOG『PAPER MOON MAN』)
ヒップホップとは、ドアを開けて外に出ていくことだ」と昔誰かが言った。ジャングルブラザースだったかな...俺はなんかこの言葉が好きなんだ。今いるどこかから次のどこかへ。確かに俺は無一文から商業アーティストへ、そして会社を興したりといろんな経験をさせてもらった。だから俺は音楽活動を通して自分をどん底から救い出したこの文化自体に恩返しがしたいのだ。つまりこの国のこの街のヒップホップを育てていくことこそが俺が勝手に自身に命じた使命であり、それに伴う諸々が俺にとってのハスリングってわけだ...仕事と言い換えてもいい。アーティストを含めた業界全体を活性化させたい。つっても厳しい道のりだぜ。商売ってなシャレじゃねーよ、だって世の中は結果だからな。俺にもっともっと売れてくださいよ~なんていう読者がいる。つーかねー、ホントそーだよ!悔しいけどそれは俺もマジでそー思う!もっといい曲作ってちゃんと売れてみせっから待っててくれ!ハスラーって言うぐれーだしもっとバンバン売れてねーとねー。精進 !
*ハスラー=ストリートで金を稼ぐ人(もっといい訳あるかも)
この記事の、「ドアを開けて外に出ていく」っていう言葉が、何だか心に引っかかったんですよね。

今いる部屋から、環境から、世界から、まだ見たことのないところへ一歩を踏み出す。
リンク先では、その代名詞がヒップホップになっているけど、同じことはきっと他の仕事や趣味(あるいは恋愛なんか)にも言えるんじゃないかと。


少なくとも僕にとって、本を作ることは「ドアを開けて外に出ていく」ことの繰り返しです。

外に出て行くのは快適な経験ばかりじゃなくて、たまに見たくもない世界に足を踏み入れることもあるけれど、それもまたビジネスということで。


僕がもし本を作ることを仕事に選ばなかったら、僕は長い間「ドアの内側」にいた気がします。
外側の世界とはできるだけ接点を持たずに、閉じた世界の中で、自分をできるだけ変えずに生きていたんじゃないかなと。

本を作るたびに、色々な世界を知り、色々な価値観の人と交わり、ときには自分を壊していく。
僕が昔いた部屋のドアは、いまではだいぶ遠くに見えます。
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by aru-henshusha | 2008-04-22 00:15 | 商品・企業・仕事