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立川談志が弟子に教えた、醜い嫉妬の解消法。

この本は、頂き物ではなく、ちゃんと自腹で買いました。

赤めだか

読む前から評判が高く、売れているようなので、つい敬遠してしまったのですが(編集者にありがち)、いや、もっと前に読めばよかった。

近頃読んだ本の中でも、一番のオススメです。

今日はその中でも、僕にとって一番「しみた」部分をご紹介。

*あとから入門した弟弟子の志らくを、師匠の談志が何かにつけてほめ、著者(談春)が腐っていたときの話

翌日、談春(ボク)は談志(イエモト)と書斎で二人きりになった。突然談志(イエモト)が、
「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」
と云った。
「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。本来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。芸人なんぞそういう輩(やから)の固まりみたいなもんだ。だがそんなことで状況は何も変わらない。よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
う~ん、あまりにもまっとう、ごもっとうな教え。

でも、それを実行に移せない「馬鹿」が多いんです。
僕自身、いまでもそういう馬鹿な自分に気づいて、情けなく思うことが多々あります。


それにしても、こういうことを絶妙のタイミングで、サラッと云える立川談志はすごい人だと思いました。

こういう読み方をする読者はあまりいないと思うけど、下手な部下育成の本より、よっぽど大事なことが書いてある一冊です。
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by aru-henshusha | 2008-10-16 23:14 | 本・出版