ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

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出版関係者にとっては周知の事実でしょうが、読者のなかには知らない人が多いかも……

 【「重版」と「増刷」の違いとは?】 (役に立たない駄話)
ある辞書の奥付に「2006年1月18日第3版第4刷発行」とあ
った場合、「第3版第4刷」とはどういう意味なのだろうか?

「第3版」とは「初版」が発行されてから版を2回改めたという意味。

辞書の場合、「版を改める」とは、時代の変化によって、採用する語句を
削ったり、増やしたりして内容を改定して、印刷の元になる「版」の内容を
変えることを指している。

「第4刷」は、その「第3版」を使って4回目に印刷した本、ということ
になる。

ただし、日本の出版界では「増刷」することを「版を重ねる」という意味
で「重版」ともいう
から話がややこしくなる。
実際、僕も担当の本の増刷が決定したときには、「おめでとうございます、重版決まりました!」と著者の方にお伝えすることがほとんどです。

厳密には、「第2刷の増刷決定しました」というのが正しいんでしょうけどね。

「ゾーサツ」よりも「ジューハン」のほうが、言いやすいし、伝わりやすいという印象があるんですよねぇ……
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by aru-henshusha | 2006-10-25 15:51 | 本・出版
雑記帳:先に怒るのは妻、先に謝るのは夫 夫婦げんか調査(MSN毎日インタラクティブ)
◇夫婦げんかで先に謝るのは夫--。第一生命経済研究所のアンケートで、現代夫婦のそんな実情が浮かんだ。

◇対象は、全国の30~60代の既婚男女約800人。夫婦げんかで妻側が先に怒り出すと答えた人は43%。夫が先に怒ると答えた人より6ポイント高く、仲直りでは「妻側が先に謝る」は13%で、「夫が先」(30%)の半分以下だった。世代別で最もけんかをしているのは30代で、若い人ほど女性優位の傾向が表れた。
このニュースを見て思い出したのが、こちらの記事。

なぜ女性は怒りを爆発させるのか(Simple-憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記)
心理学者のバスは、女性が感情的なのは、男性の献身が確実なものかどうかを見極めるためだと分析した。

感情の起伏を激しくするのは、男性の献身を確実なものにするために女性が用いる戦術のひとつなのだ。

(中略)女性は感情的にふるまうことで、男性にちょっとしたコストを課し、そのコストにたいする反応を見て、相手の献身の度合いを判断する。もし男性が、その程度のコストさえ背負おうとしないようなら、彼の献身の度合いは低いことがわかる。
もちろん、こういう「下心」などなくても、男を怒りたくなるシチュエーションというのは無数に存在するのでしょう。

とはいえ怒ることが、男に対する一種の「テスト」になっている可能性は否定できません。

怒りには怒りでつい応酬してしまいがちな僕は、何回も「不合格」になっているんでしょうねぇ……
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by aru-henshusha | 2006-10-25 01:09 | 恋愛・男女
こういう仕事をしていると、面識のある・なしを問わず、企画を持ち込まれることがよくあります。
そういった企画の持ち込みに対して、僕は、わりあい真面目に対応してるほうだと思います。

しかし、自分の企画をいくつも抱えていると、その進行とケアだけで手一杯になるときも少なくありません(もちろん、目下、制作中の企画にも相応の時間がとられます)。

そんなときに、企画、それも見るからにダメな企画の持ち込みを受けると、この対応に時間を割かれるのは正直しんどいなぁと思ってしまいます。


こういう場合に、企画をうまく断る方法ってないものですかね?

いや、ダメな企画にははっきりダメと言えばいいんでしょうが、なかには「ダメもとでいいから会議にかけて」なんて食い下がる人もいますしねぇ。
(自社の企画書のフォーマットに落とし込むだけでも、時間がかかったりするんだ、これが)

一度でいいから新潮社の斎藤十一にならって、「貴企画拝見、没」のひと言で済ませてみたいものですが……
参考:週刊新潮創刊50年(ゆずりは通信)

そんな対応、絶対できないよなぁ。

*追記
ほかにも、

・思いっきり無視する
・同じような企画がすでに通ったと言ってしまう
・「宗教上の理由で持ち込みは受けられません」と断る
・「もう**歳だし、企画はひとりでできるもん!」と煙に巻く


などの手を考えてみましたが、どれも実用には向きませんねぇ……
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by aru-henshusha | 2006-10-24 14:48 | 本・出版
女の子としての特別扱いはイヤ?“男性からどう見られたい”アンケート(オリコンビューティコスメ)

年代によって多少割合の差はあるものの、女性が男性からこう見られたいという順番は、

1 カワイイ
2 キレイ
3 カッコイイ


なのだとか。

男性からすれば、ホメ言葉にこまったときは、「カワイイ」と言っておけば安全ということでもありますね。


そもそも、「キレイ」「カッコイイ」は一部の人にしかフィットしない言葉(状態)ですが、「カワイイ」はかなり万人向けなのだと思います。

そういえば、女性って二言目には「カワイイ」を連発しますが、あれは自分もそう言われたいという気持ちの裏返しだったのかも?!
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by aru-henshusha | 2006-10-24 00:48 | ランキング・アンケート
この記事、正直、ちょっと疑っています。

【独女通信】非格闘技ファンの独女をトリコにする須藤元気(livedoorニュース)
7月22日に発売された須藤元気の著書「風の谷のあの人と結婚する方法」(ベースボールマガジン社刊)は、10月初旬の時点で5万5000部が売れている。注目すべきは購買層。購買者の実に95%が30歳から40歳までの女性なのだとか。格闘家の単行本で5万5000部という数字も異例だが、ここまで購買層が女性に独占されたのも異例と言われている。
太字にした部分ですが、はたして本当なんでしょうか?

というのも、この記述が気になって、さきほど某大手書店の実売データ(会員出版社のみ閲覧可能)を見てみたんです。

すると、この本の客層の6割強が女性、ただし30代女性よりも20代女性のほうが多く買っているという、記事にあるのとはだいぶ違ったデータが得られました。
(追記:あとで確認してみたら実売数の何分の一かしか客層データがなかったので、多少信憑性には欠けるかもしれません)


もちろん、データをとった書店以外にも彼の本は配本されますから、他の書店(オンライン含む)で「異なる売れ方」をしている可能性はあるでしょう。

でも、配本数全体の5~6%が納入されているだろう某大手書店で「男性が3割」買っている本が、全体的に見れば「95%が30代女性」に買われているというのは、にわかには信じられません。

そもそも、リンク先の記事には、何を根拠に「95%」なる数字をはじき出したのかも明示されていませんしね。


あまり、人を疑いたくはありませんが、この記事はちょっと誇張がすぎるように思います。

須藤元気が30代女性に支持されているという現実はあるんでしょうから、「95%」という大げさな数字でダメを押す必要はなかったのでは?

それとも、この数字に確たる根拠があるのであれば、ぜひ教えていただきたいし、そのさいには須藤元気の「30女キラー」ぶりを讃えたいと思うのですが……
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by aru-henshusha | 2006-10-23 13:48 | 本・出版
便所飯(ウィキペディア)
便所飯(べんじょめし)とは、便所の個室で食事をする行為の事。友人のいない者、主に学生や女性が、一人で食事をする寂しい姿を見られないよう、衆目を避けて食事を取る目的で便所飯に及ぶ。精神科医の町沢静夫は、著作の中で上のような行為を、ランチメート症候群の類型の一つに挙げている。

便所飯という、行為の内容を直接表した呼称は直接口にすることがはばかられるために、便所の個室をブースになぞらえて、食事をとるために個室に入ることをブースイン、個室から出ることをブースアウトとも換言することも多い。また、ブースインという単語のみでも食事をとる行為まで含めることもままある。
僕自身、学生時代から一人飯をすることはよくありましたが、さすがに「便所飯」はなかったですね。

だいたい、食事のさいに雑誌や本を読むことも多いので、かえって一人のほうが有難かったり。

ちなみに、リンク先には便所飯の姿勢(座位屈位立位)も紹介されています。
ちょっとネタっぽいですけどね。
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by aru-henshusha | 2006-10-22 16:00 | 食品・グルメ
たまには仕事に関連する話も書かなくては。

ということで、今回はこの本をネタ元にしています。

本を作る現場でなにが起こっているのか!?(雷鳥社)
創刊から3年間、よく出してきたと思います。新潮新書はベストセラーになっているものばかりが注目されがちですけれど、じつはこれまで出した160冊あまりで、重版率が6割を超えているんですよ。

*新潮新書編集長へのインタビューから引用


出版業界全体の「重版率(出した出版物に、どれだけ重版がかかったかの割合)」について正確なデータはないんでしょうが、だいたい20%~30%の間だと思います。
(もちろん、それより高い版元、低い版元がちらばっています)

そこから考えると、この60%という数字はかなりスゴイ。
野球でいえば、3割打てばなかなかのところを、きっちり6割打っているようなものでしょう。


そもそも、新書は定価が安いため、(儲けるためには)初版でそれなりの部数を刷らなければいけません。

いま、単行本では6000部ぐらいからスタートするところが多いはずですが、新書の場合は1万部から2万部の間が標準的な初版部数だと思います。
(自分は現在新書に携わってないので、大ウソだったらすみません)

定価が安いから多くの読者をつかまえてベストセラーになりやすいという側面はあるものの、2万部をきっちり売って、さらに部数を増やしていくというのは、そう簡単なことではないはずです。

こう考えると、後発で参入した新潮新書の暴れっぷりは、とにかくスゴイなぁと思います。
(ラインナップを見ていると、はなから重版は難しそうな本も混じっているから、実質的な打率はもっと高いはず)


これを超えるのは、(一部は)調子がよさそうに見える朝日新書か、それとも来月参入の幻冬舎新書か……
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by aru-henshusha | 2006-10-21 23:15 | 本・出版
今さら愛国心教育は必要か?生まれ変わりたい国No.1はわが祖国!(オリコンイングリッシュ)

上の記事に、こんなランキングが載っていました。

生まれ変わるとしたら、生まれ変わりたい国
女性
1 日本
2 イギリス
3 スイス
4 イタリア
5 フランス
6 アメリカ
7 オーストラリア
8 カナダ
9 スウェーデン
10 ニュージーランド


男性
1 日本
2 イギリス
3 イタリア
4 アメリカ
5 フランス
6 オーストラリア
7 スイス
8 カナダ
9 ドイツ
10 スウェーデン


(さらに詳しいランキングはリンク先参照)

男女ともに、「また日本人になりたい」という声が多数だったわけですが、むしろ注目すべきとはそれ以外の順位かと。

イギリス、イタリア、フランス、アメリカ……もう「欧米諸国」ばかり。
アジアの国なんてひとつも入っていません。

韓流だ華流だと騒いでも、やっぱり日本人は欧米好きなんでしょうねぇ。

ちなみに僕は、日本人以外だったら、トンガとかフィジーとか、そちらのあたりの人がいいなぁ。
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by aru-henshusha | 2006-10-21 19:10 | ランキング・アンケート
なかには、読んだ覚えがある一行目もあるんですけどねぇ。
恥ずかしながら、何の本だか思い出せません……

しょういんの本:立ち読み

もしも、この本の一行目だとわかった人がいたら、コメント欄で教えていただけるとうれしいです。


なお、この本の詳しい内容はこちらをご参照のこと。

小説の一行目(しょういん)
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by aru-henshusha | 2006-10-20 13:53 | 本・出版
パソコンのパスワード、3人に1人が「メモして保管」(Ameba News)

この記事にあるように、パスワードを紙に書いたりして保管するのは、たしかに危険だと思う。
でも、そうやった記録にたよらず、パスワードを覚えるうまい方法ってあるのだろうか?

とくに、自分でパスワードが決められない会員制サイトなどでは、意味のない英数字の羅列がパスワードだったりするので、ついついメモに頼ってしまいがちだと思うのだけど。
(中には、語呂合わせで覚えるのも難しい組み合わせがある)

ちなみに、自分で自由にパスワードを決定できる場合は、この記事で紹介されているソフトが役に立つのかもしれない。

覚えやすいパスワードの作り方
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by aru-henshusha | 2006-10-20 13:19 | ネット・コンピュータ