2007年 11月

訪問者200万人突破! オフ会の日程についてご相談。 [2007-11-29 16:46 by aru-henshusha]
「優れた本」の条件は、人の数だけ存在する。 [2007-11-26 00:48 by aru-henshusha]
本の企画が通らない人は、「なぜダメなのか?」をしつこいぐらい聞きなさい。 [2007-11-26 00:22 by aru-henshusha]
20代の男は、ポール・スミスを着てれば「正解」なの? [2007-11-25 23:45 by aru-henshusha]
勘違いする方とさせる方、どっちが悪い? [2007-11-25 23:28 by aru-henshusha]
色々なことに手を出すよりも、一つのことをずっとやれ。 [2007-11-20 01:12 by aru-henshusha]
「オリジナリティがない」が口癖の編集者と、仕事をしてはいけない理由。 [2007-11-20 01:01 by aru-henshusha]
いま話題のあのラッパーの「メーン」は、こうやって生まれた! [2007-11-20 00:41 by aru-henshusha]
マスコミの人間は、なぜ「誇り」をもてないのか? [2007-11-13 02:31 by aru-henshusha]
それでも生きる、それだから生きる。(ヒトリゴト59) [2007-11-12 04:19 by aru-henshusha]
いちばん好きなことだからこそ、僕はそれを仕事にしたい。 [2007-11-02 03:41 by aru-henshusha]
リクルートやベネッセは、はたして「出版社」なのか? [2007-11-02 02:53 by aru-henshusha]
「モテ身長」は、男178センチ、女158センチ。 [2007-11-02 02:28 by aru-henshusha]
宴会につきものの「一本締め」は、手を一回たたくことではなかった! [2007-11-02 01:34 by aru-henshusha]
ご覧の通り、当ブログの総訪問者が200万人を突破いたしました。

100万人を突破したのが今年2月ですから、一年たたずに新たな節目を迎えるとは思いませんでした (やはり、Yahoo! JAPANトピックスに記事がリンクされたのがでかかったです)

つきましては、以前から告知していたように、オフ会を行なう予定です。
実は日程を以下の2案考えていまして、現在決めかねています。

・12月22日(土)
・ 1月12日(土)


12月は忘年会・クリスマス等で忙しい人が多いでしょうから、本来、候補に入れてなかったのですが、どうやら1月中のほうが自分の仕事がバタバタしそうなので、上記の2案にしぼりました。

お手数ですが、オフ会に参加したいという方、現時点で興味があるという方は上記2案の中で、どちらか選んでコメントを残していただけませんでしょうか?
その結果を参考にして、後日正式日程を決定いたします。

*なお、前回のオフ会に参加された方、ある編集者とすでに「リアル面識」がある方は、今回の参加者から外す予定です(変更の可能性ありますが)
*ここにコメントを残すことがオフ会への参加表明ではありません。後日メールフォームから出欠をとりますのでお間違えなく


コメントは12月1日(土)まで募集いたします。
いつもながら日程、一方的に決めていて申し訳ありません。
すでに見出しで結論を言っちゃいましたが……

【書店員のオススメ】『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』小宮一慶著(MSN産経ニュース)
■大阪・大垣書店高槻店 伊藤義浩

非常に優れた本の条件は、(1)予備知識なく読むことができる(2)最後までストレスなく読むことができる(3)見識が身につく-だと私は考えています。その3つの条件をすべて満たしているのがこの本です。
上の3条件は、たとえば「優れたビジネス書」の条件としては申し分ないものだと思うんです。
実際、僕自身、似たような基準を念頭において本を作っています。


でも、上の条件を満たさなくても「優れた本」はたくさんあると思うんですよ。

たとえば、僕は仕事関係の本に触れすぎたときは、その反動で「どうしようもなくバカな本」を読みたくなります。

ゲッツ板谷の本なんて最適で、難しいことは何も考えず(当然「見識が身につく」なんてこともなく)馬鹿笑いして読んで、それで十分満足なんです。
その意味で、『板谷バカ三代』は、僕には「優れた本」の一冊には違いありません。


これは時と場合の問題ですが、当然ジャンルによっても「優れた本」の条件は異なるでしょうし、そもそも人の数だけ、彼・彼女にとっての「優れた本」の定義があることでしょう。

普段は便宜的に(なるべく不特定多数から支持されるような)「優れた本」の条件を掲げて本作りをしていますが、人の数だけ「優れた本」の条件が存在することは、心にとめておきたいと思っています。
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現役編集者としては、リンク先で紹介されているノウハウに賛同できない部分もあるのですが……。ただし、引用した部分はまったく同感です。

【出版戦略】「こんな企画ならあなたも本が出せる」吉木稔朗(マインドマップ的読書感想文)
●企画書を書いたら突撃する

⇒企画書を1枚書いて、これで企画が通ると思ったら大間違い

1社に断られたら、なぜいけないのか、どこがまずいのかを担当編集者にもよく聞いて、書き直して別の会社に持っていく

⇒本を出すとき、一番大切なことは、このあきらめないことといってよいぐらい
僕たち編集者が「持ち込み原稿(企画)」を断るには、一作一作それなりの理由があります。

企画テーマ自体に問題がある、テーマはいいが目次に魅力がない、著者の経歴とテーマがマッチしていない、自社のラインナップを考えると今すぐにこのテーマでは出せない……

それらの理由を明確に言うかどうかは、多分、編集者のタイプによって違うでしょう。
僕は「ここがダメだからダメ」とハッキリ言うほうですが、人によっては「いやぁ、うちでは難しいですねぇ」の一言で済ませているかもしれません。

ただ、たとえ、そういうタイプの人間が対応したとしても、「なぜダメなのか?」を聞けば、何かしらの答えが返ってくるでしょう。

そこを補強して(理由によっては一から直さなければいけませんが)、また違った出版社に持ち込めばいいのです。


ちなみに、なぜ同じところに持ち込んではいけないのか?

一つは、編集者も人間ですから、モノになるかどうかわからない企画にいつまでも付き合ってくれる人が少ないということ。

そして、いくつかの出版社に持ち込んで、違う視点のダメ出しを受けたり、複数の編集者の目に触れたほうが、企画が通りやすいということが挙げられるでしょう。


むろん、自分はどうしてもこのテーマをこういう構成でしか書きたくないんだ、という人は同じ企画を通るまで持ち込めばいいと思います

ただ、餅は餅屋という言葉もありますしねぇ。
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ファッション(特に最近の)にはあまり詳しくない僕でさえ、このランキングは「微妙」だなぁと思ってしまったのですが……

20代男性が身につけていると、おしゃれだと思うブランドランキング(goo ランキング)
1 ポール・スミス
2 クロムハーツ
3 ビームス
4 ユナイテッドアローズ
5 タケオキクチ
6 SHIPS
7 バーバリー ブラックレーベル
8 リーバイス
9 NIKE
10 ポロ ラルフローレン
*以下30位まで

上記のブランド(ショップ)の多くは都心のデパートに入っていますから、(これらのブランドがオシャレだとするのなら)20代男のオシャレってお手軽にできるもんなんだなぁと。

ただ、Elasticさんの、

20代男性のおしゃれブランドは?

でも指摘済みのように、ようは知名度先行のランキングといったほうが実態に近いんでしょうねぇ……
勘違いといっても、「恋」にまつわる勘違いのお話です。

勘違いの恋って、あるよね?(L25.jp)
勘違いする方とさせる方、どっちが悪い? (単数回答)

・女性

する方  38.9%
させる方 61.1%

・男性
する方  49.5%
させる方 50.5%
ご覧のように、女性の回答では「勘違いさせる方」が悪い、というのが多いんですよね。
けれど、一般的にいって、女性のほうが男性を勘違いさせるケースのほうが多いような……(偏見?)

個人的には、「勘違いさせようとして、勘違いさせる人」はよくないと思いますが、「その気がなくて勘違いさせてしまう人」は仕方がないかなと。

まあ、太宰治の『お伽草紙』のなかで「惚れたが悪いか。」と言った狸の気持ちもわからなくもないですが……
浅田次郎 ロングインタビュー 誰もが誇れる何かを持つ愚民思想からの劇的転換(R25.jp)
*引用部は2/3ページ
25歳の人に言っておきたいのはね、 “とにかくひとつのことをずっとやれ”ということ。人生はそれに尽きる。
(中略)
オジサンのような歳になるとわかるんだけど、どんなに才能のある人間でも、ひとつのことをやってきた人間には敵わない。多芸多才だと思っている者ほど、目移りがしていろんなことをやりたがる。でも、それがものになった試しはないんだよ。才能って不思議なものでね、ひとつのことをできるヤツは、実はいくつものことができるように作られてるの。たとえば運動神経はそうだね。野球部でエースで4番の人間は、サッカーやっても体操やってもうまいでしょ。勉強もそう。ミュージシャンで芝居ができるやつもそう。“俺は音楽も演技もできる”とか思うわけです。ところが“俺には芝居しかない”と思って愚直に進んできたヤツには、最終的には間違いなく敵わない。才能の有無の問題じゃないよ
この考え方には、正直、異論もあると思います(マルチに活躍している人はいっぱいいるぞ、とか)。
でも、僕みたいな不器用な人間には、励みになる言葉なんですよね。

もちろん、一つのことをやり続けるのも大変なことですし、それもまた「才能」の一種なのかもしれませんが……
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これはこれは、とっても耳が痛いお話。

『オリジナリティがない』は、バカな編集者の常套句(活字中毒R。)
バカな編集者が連発するセリフに、

「オリジナリティがない」
「キャラが立っていない」

 というのがあります。

 このセリフが意味するところは、ひとつ。

その編集者は、オリジナリティがない、と感じた作品を批評するだけの脳みそを持っていない
 ということです。

 料理評論家はまずい料理を食べたときに「まずい」とは言いませんよね。どこがどう悪いのかきちんと指摘するはずです。
 小説も同じこと。
 オリジナリティがない、などと言うことは誰にでもできる批評です。キャラが立ってない、もしかり。
 幼稚園の感想文じゃねえんだ!って感じですね。
 ましてや編集者という職業は、小説を批評するだけでなく、その小説の良いところと悪いところがわかった上で、面白い作品になるよう、作家を導くのが仕事の一つでもあります。

 この2つのセリフを連発する編集者は、「あなたの作品をきちんとした売れる方向に導く力」はありません。訓練されたプロとは到底言いがたい。
「オリジナリティがない」「キャラが立ってない」
と連発する編集者とはおつきあいしないことをお勧めします。
ここでいう編集者はどうやら文芸の編集者のようですが、ビジネス書や漫画の編集者にも同じことがいえる(ケースもある)でしょう。

僕自身、著者の原稿やら企画書やらを見て、「オリジナリティがない(あるいは、尖りがない、ウリがない)」という感想を抱くことがあります。
けれど、それをそのまま伝えるだけでは、著者も困ると思うんですよね。

「自分の作品・プランがありきたりだということはわかった、じゃあ、どうすればいい?」

という疑問に対して、明確な答えとは言いませんが、そのヒントをある程度示せないと、たいていの場合、仕事が暗礁に乗り上げてしまうはず。

口で言うほど簡単ではありませんが、「なぜダメなのか、どうすればよくなるのか」を考える癖をつけるのが、いまさらながら編集の仕事の第一歩なのだと思います。

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