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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

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しばらく本ネタ続きだったので、久しぶりにそれ以外の話題を拾ってきました。

数字で読み解く男女の心理#56 デートの時って、何を着る?(サンマリエ)
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上のグラフによると、男性の半数近くはデートでも普段着なのだとか。

「オシャレをする+相手に合わせた服を着る」が9割の女性とは、だいぶ意識に違いがありますよね。
(まあ、普段着そのものがオシャレという男性もいるでしょうが……)

ちなみに、服装つながりで、こんなアンケートもご紹介。

『 彼氏or男性の私服ファッション、 ひいちゃったことありますか? 』(女子まぐ!)

僕も平日はスーツ一辺倒なので、「私服力」が年々落ちているような気がします……
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by aru-henshusha | 2008-02-19 01:50 | ファッション・美容
c0016141_1973983.jpgう~ん、困ったなぁ。

先日、ソフトバンクパブリッシングの編集者さんから献本された2冊のうちの、残りの1冊、

自分探しが止まらない

が、先に小飼弾さんに書評されてしまった。

探すな決めろ - 書評 - 自分探しが止まらない
(404 Blog Not Found)

僕が言いたかったこと、あるいはそれ以上のことが、すでに書かれていて、正直、やりづらい。

ただ、若干付け足せる要素があると思うので、恥を忍んで、後追い書評(というか感想)を書いておく。


この本を読んで、まず思ったのは、「よく調べたなぁ」ということ。

何せ、「自分探し」をキーワードに、あらゆる人物、作品、現象などが語られる。

中田英寿、須藤元気 、『あいのり』、イラクで殺された香田さん、高遠菜穂子、高橋歩とサンクチュアリ出版、自己啓発セミナー、フリーター問題、猿岩石、『絶対内定』、軌保博光(注:てんつくマン、のほうが通じるか?)、ホワイトバンド、共同出版ビジネス、自己啓発系居酒屋「てっぺん」、『ザ・ビーチ』、梅田望夫……

各対象の論じ方の深い浅いはあるものの、この1冊で、いまの「自分探し」ブームの大部分をカバーできるのは間違いない。

なかでも、一部の自己啓発書、あるいはその著者について書かれた部分は、そういった本を実際に作っている編集者の僕でさえ知らない暗部(とあえて書いておく)に迫っており、色々考えさせられた。


さて、次に僕が思ったのは、「じゃあ、どうすればいいのよ?」ということである。

著者も書いているように、この本は、

自分探しの若者をテーマにしながらも、彼らをそこから救うような手立てについて何ひとつ提示できていない

いや、この点を責めようとは別に思ってないのだ。
だからこそ、著者も編集も、『自分探しが止まらない』というタイトルにしたんだろうし。

けれど、読んでいるほうとしては、やはり気になる。

もしも「自分探しを止めたい」という人がいたら、どうすればいいのだろう?


一つの答えは、先にリンクした記事で小飼さんが言っている、

あえて自分を決めてしまう

ということなのだろう(詳しくはリンク先を参照のこと)


そして、もう一つの答えになりそうなものは、たまたま最近読んだ本に書かれていた。
(皮肉なことに、この本も一種の「自己啓発書」だが)

*以下、『汗をかかずにトップを奪え!』74ページより引用
そう、自分探しを強調する連中ほど、ほんとうは「自分」を見つけたくないのだ。
ほんとうの自分、ちっぽけな自分、無力で情けない自分を認めるのがイヤだから、いつまでも「探し」続けている。それだけなのである。
仕事は探せ。そして職についてからも、探し続けろ。(中略)
しかし、自分は探すな。必要なのは「自分探し」ではなく、一段ずつ自分を積み上げていく「自分づくり」なのである。
これはちょうど、「探す」と「決める」の間のポジションとでも言えばいいのだろうか。


と、ここまで書いて思ったのだけど、「自分」と付き合う一つのパターンとして、

「探す→作る→決める」


という一連の流れがあるかもしれない。

僕自身に当てはめれば、まず編集者という職を「探し」、さらにビジネス書という比較的自分の力を発揮できそうなジャンルに出合い、いまはそこでキャリアを「作って」いる状態だ。

ただし、その次のステップ、「決める」に進む自信であったり、思い切りがないのが、悩みではあるのだが。


以上、ダラダラ書いてきたわりに、あまり有益なことを書けていない気もするが、本書は、久しぶりにじっくり物事を考えるきっかけをくれた一冊であった。


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by aru-henshusha | 2008-02-16 20:08 | 本・出版
c0016141_13222631.jpgいただいた本から、面白いネタをひろいました。

ネタ元は、ソフトバンクパブリッシングの編集者さんから、2冊送られてきたうちの1冊(もう1冊は土日に拝読します)。

なぜケータイ小説は売れるのか

この本の冒頭に、人気ケータイ小説に共通する、
7つのキーワード(本文中では「大罪」)が整理されていました。

以下に、それらのキーワードを転記します。()内は僕の補足です。

●人気ケータイ小説が今すぐ書けるようになる
7つの魔法のキーワード


①売春
(売春といっても「援助交際」がメイン。最近では女性がホストを「買う」パターンもあるとか)

②レイプ
(実際には「輪姦」がほとんど。ちなみに、『恋空』は、上巻34Pで普通のセックス、
42P目でいきなりレイプ、というハイスピード展開らしい)

③妊娠
(レイプ、あるいは彼氏とのセックス後に高い確率で。「中絶」という選択肢は、ほぼない)

④薬物
(東京が舞台の小説だと覚せい剤なども登場するが、地方が舞台だとシンナーどまりだとか)

⑤不治の病
(主人公の彼氏・彼女は高確率で死ぬそうで。しかも病名はガンかエイズ……)

⑥自殺
(ただでさえ病死が多いのに、自殺も頻繁に起こるのだとか。
これくらい人が死んだほうが「リアル」なんですかね?)

⑦真実の愛
(①~⑥の苦しみを一気に帳消しにしてくれるのが、彼氏や授かった命により目覚める
「真実の愛」なんだそうで。意外とクラシックなオチなんです)


これらのキーワード(テーマ)をドンドンぶち込んでいけば、
誰でも簡単に、ケータイ小説らしきものが書けそうです。


そんなこといっても、そもそも、「ケータイ小説の文章」の書き方がわからない、
という人はこちらを参考にしては、どうでしょう?

ケータイ小説のガイドライン(アルファルファモザイク)

でも、この「文体」を真似するの、意外と大変かも……


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by aru-henshusha | 2008-02-14 13:26 | 本・出版
最近、知人や仕事仲間の活躍を目にする機会が増えた。

それは、僕が「いい年」になったこともきっと関係してるのだろう。
同世代、あるいは少し上の先輩たちが、大きな仕事を任される、あるいはできる立場になり、
それぞれ、すばらしい結果を出している。

彼らを「成功した」というのは、言葉にちょっと抵抗があるけれど、
ここでは便宜上、成功した人たちと呼ぶ。

彼ら、成功した人たちには、共通点がある。
それは、みな、人並み以上に頑張る人だということだ。



こう書くと、「頑張ったからといって、世の中、成功する人ばかりではない」
と思う人もいるかもしれない。

たしかに、人間、頑張ったからといって必ず成功するわけではない。

ときには、頑張る方向が間違っている場合もあるだろう。
でも、それ以前に、ある人にとって、どんなに頑張ったところで
成功しない時期や分野、環境があると思う。


しかし、だからといって、頑張ることは無駄なのだろうか?

頑張っても、成功するとは限らない。でも、成功しないとも限らない。
だったら僕は、頑張ったほうがいいと思う。

本当に成功したいなら、夢をかなえたいなら、とりあえず自分を信じて、今やれることを頑張るべきだと思う。


もちろん、そうして頑張ったところで、成功できない人はきっと出る。

いや、僕自身、この業界で、自分が思うような仕事をできないまま年をとったり、
適性のなさに気づいて、他の道を探すような日が来るかもしれないから、本当は人事ではない。

でも、僕は頑張ることを選ぶ。今、目の前にある仕事に全力投球することを選ぶ。

他の人はどうか知らないけれど、僕はそういう生き方のほうが、きっと後悔しないから。


僕は自分の努力だとか、(あるとしたなら)才能だとかを、「貯金」したまま死ぬのは嫌なんだ。
僕はその口座を解約して、僕の可能性という「単勝馬券」を、毎日毎日、買い続けたい。


一生万馬券は出ないかもしないし、トータルで勝ちか負けかもわからないけれど、
そうやって、日々、ドキドキ生きているほうが、僕は楽しい。

少なくとも、あとで、あのとき、どうして自分に賭けなかったんだって、
そういう後悔をしない人生のほうが、僕は好きだ。


仕事仲間であれ、あるいは著者であれ、僕の知る成功者は、
毎日、自分の可能性という馬券を握り締めて、頑張ってきた。

彼らがレースに勝てたのは、運の力も大きいかもしれないけれど、
同時に、やはりその頑張りが必要だったはずだ。


頑張ることは信じること。信じて初めて、勝ちは転がり込んでくる。
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by aru-henshusha | 2008-02-12 01:12 | 不定期なヒトリゴト。
いやいや、両者は両立するよ、という人もいるかもしれませんが……

モテか恋愛か(佐伯紅緒blog)
本日発売のan・anに佐伯のインタビュー記事が載ってます。 お題は「同じ恋の過ちを繰り返してしまう、悪癖スパイラルにサヨナラ!」(笑)。

      *

この手のお仕事というか、質問を受けるたびにいつも悩むことなんだけど、それは質問者が果たして「モテたい」のか? それとも「恋愛(あるいは結婚)したい」のか? ということ。

というのは、「モテたい」とはつまり、不特定多数の男子から言い寄られたいということであって、それは往々にして「幸せな結婚」とはバッティングするからだ。 とりあえずモテておき、その中から最も優秀なオスをゲットしたいというなら話はわかる。(中略)だけど、ターゲットを一匹に絞った瞬間、「モテ」というのは必要なくなる。 というか、むしろ邪魔になる。
これは、編集者における著者探しにも通じるような気がするなぁ、とふと思いました。
僕らは仕事柄、一人の著者にしぼれるわけではありませんが、それでも「本当は誰と結ばれたいのか」を考えながら人間関係を構築しないと、不特定多数の著者の間をぐるぐるさまようことになったり……

って、すぐ仕事の話に持ってく時点で、僕はそもそも「モテない人」なんでしょうね……
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by aru-henshusha | 2008-02-12 00:03 | 恋愛・男女
もともと10位まであるのですが、上位3位があまりにも定番過ぎると思いまして……

男性がドキッとする女性の仕草ランキング(goo ランキング)

1 足を組み変える
2 髪をかきあげる
3 上目遣いでこちらを見る

4 結んでいた髪を下ろす
5 ネクタイを直してくれる
6 歩いているとき、男性の服のすそをつかむ
7 服についたゴミなどをとってくれる
8 別れ際に手を振る
9 目をとじる
10 髪を結ぶ


理論的には、これ、合わせ技も可能ですよねぇ……

つまり、「上目遣いのまま、髪をかきあげつつ、脚を組みかえる

う~ん、そこまでされると、かえって引くかな……

個人的には8位が好きです。
で、しばらくして振り返ってみたら、相手も振り返って、またもう一振りするみたいな。
(何書いてんだろ、仕事のし過ぎですで疲れてますね)
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by aru-henshusha | 2008-02-11 23:34 | 恋愛・男女
c0016141_161998.jpgまたまた、献本ネタです。担当編集者の方からいただきました。

45歳からのスローなセックス

タイトルを見て、思わず自分の年齢を確認してしまいましたが、正直、45歳までにはまだ何年もありまして……

もっとも、「転ばぬ先の杖」として送っていただいたのかもしれず、「予習」感覚で読ませていただきました。


それにしても、45歳からのセックスは「自分の体とどう向き合うか」が大事になるのですね。
それは以下の目次(抜粋)を見てもよくわかります。

・45歳を過ぎると男性機能にどんな変化が起こるのか
・中高年男性の悩みベスト5
・バイアグラをどう使うか
・心臓に疾患のある人が気をつけるべきこと
・酒とタバコはどう影響するか
・前立腺肥大への対処法
・男性ホルモンが減少すると……
・勃起障害(ED)を乗り越える

で、極めつけが「腰痛や関節痛に悩む人」のためのセックスのポイント。
オレにはまだ関係ないという若人も、あちこち痛み出した年代の人も、参考にしてくださいませ。
(以下、同書129ページより抜粋・再構成)

●セックスをより楽しむための12のステップ
ステップ1 パートナーに協力を求める *押したら痛い部分などを教えるのだとか
ステップ2 「痛い!」のさりげない合図を決めておく
ステップ3 体調のいい時間帯に
ステップ4 治療薬が効いているときに *切実ですね……
ステップ5 有効な治療法を選ぶ
ステップ6 準備体操をする
ステップ7 お風呂で温める
ステップ8 潤滑ローションを使う
ステップ9 楽な体位で
ステップ10 調子が悪ければ手と口で、手がダメなら口だけで 
ステップ11 もしうつ状態に陥ってしまったら *とにかくお医者さんへ、ということです
ステップ12 前向きな姿勢を失わない

というわけで、「その日」が来たら、また読み返したい本です……


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by aru-henshusha | 2008-02-02 01:31 | 本・出版
c0016141_046374.jpgもともと自分で買おうと思っていたこの本なのですが、タイミングよく出版社の方からいただきました(しかもサイン本!)。

漫画ノート

じつは、この本に関する裏話を、少しだけ僕は知っています。
といっても、この本の関係者なわけではありません。

以前、著者のいしかわじゅんさんのトークイベントに行ったとき、ご本人がこの本の誕生秘話を明かしていたのです。


この本は、かつて、いしかわさんが晶文社から出された、漫画評論、
漫画の時間』の続編にあたります。

しかし、詳しい経緯は省きますが、この本自体は違う出版社で出そうということになりました。
そこで手を挙げたのが、今回実際に本を出したバジリコと、他のA社・B社です。
(*注 3社とも、以前いしかわさんと仕事をされた編集者が在籍しています)

同業者として正直に言えば、他の2社はバジリコと比べ物にならないくらいの、超大手です。
営業力・宣伝力、あるいは初版部数から何から各種条件を含めて、
圧倒的にバジリコより「販売力」がある会社でしょう。

でも、いしかわさんは最終的にバジリコで本を出すことを選んだ。
その理由を彼はこう語っていました。

3社の中で、バジリコの編集者が、一番長くこの本を売るって言ってくれたから


この言葉、少し説明が必要かもしれません。

大手の出版社になると、一年に発行する本は数百点、多いところでは千点を超えます。

当然、それらの本の在庫すべてを、いつまでも倉庫で保管できるわけではありません。
売れない本から頃合を見て絶版にする、つまり二度と書店に並ばなくなるわけです。

もちろん、ある程度売れる本であれば、適宜増刷をかけて、売り延ばすこともできるでしょう。

しかし、大手出版社の場合は文庫を持っているところが多く、
3年もすれば、単行本から文庫に衣替えする本が少なくないはずです。

また、点数を多く出している限り、「残す本」の基準は多少シビアになるのではないかと思います。


一方、一年に発行する点数が少ない出版社は、その会社の体力・状況にもよりますが、
比較的、一点一点の本を長く売ることができます。
(会社によっては、<自社の出版物を絶版にしない>とさえ明言しています)

大手と違って、「短期間でどんどん刷って大ベストセラーに」とはいかないかもしれませんが、
そのぶん、一冊の本を「ロングセラー」にできる可能性があるのです。


多く売れるのが幸せか、長く売れるのが幸せかは、著者それぞれで違うでしょう。

僕が仕事をするビジネス系の著者には、

「べつに長く売れなくてもいいから、そのぶん初版をドーンと刷ってよ」

という人も多いです(うちみたいな弱小出版社ではその要望に応えかねることも多いですが)

普段そういう人と付き合っているからか、いしかわさんの言葉は、僕にはとても新鮮でした。

べつに、著者として、どちらのスタンスがいいかとかではなくて、
ああ、そういうスタンスもあるよなぁ、と改めて思えた話でした。


先日いただいたこの本は、お世辞ではなく長く売れ続けると思います。

そういう本を書いた著者も、つくった編集者も、出した出版社も、読む僕たちも、
きっと幸せな気持ちになれる一冊です。
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by aru-henshusha | 2008-02-02 00:54 | 本・出版