ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha
最近「お金」にまつわる本を、書店でよく見かけます。
こんな時代だからこそ、お金の作り方から増やし方、守り方、使い方まで注目が集まっているということなのでしょう。

僕自身、ここ数日、立て続けに3冊の「お金本」を読んだので、それぞれ簡単な感想をメモしてみます。

c0016141_2135590.jpg①『この世でいちばん大事な「カネ」の話

この本は、あらゆる人に、問答無用で読んでもらいたい一冊。
一言で言うなら「幸せになりたいなら、ちゃんとお金を稼ごう」ということが書かれています。

こう言うと、「幸せはお金では買えない!」なんて反論する人が出そうですね。もちろん、そういう考え方も部分的には正しいと思います。

けれど、サイバラがこの本で突きつけてくるのは、そういうキレイゴトが通用しない、どうしようもない貧しさを身にまとって生まれてきた人たちの話です。

生まれた国が貧しい、街が貧しい、家庭が貧しい……、そんな環境に生まれてしまったがばかりに「負のループ」からなかなか抜けられない人間にとって、「カネを稼ぐ」とはほとんど唯一の脱出の手段であり、「希望」でもあるんだなということが、よくわかります。

また、「カネ」と「別れ」を軸にした、西原理恵子の自伝としても読めますので、サイバラ・ファンは必読です。


c0016141_2151275.jpg②『世界一受けたいお金の授業

書店に並んでまだ1週間程度だと思うのですが、けっこう売れているらしい一冊。本書のベースになった授業が「カンブリア宮殿」でも取り上げられたとかで、話題性も十分です。

この本のウリを一言で言うと、「見えなかったお金(の流れ)を見える化する」となるでしょうか。

実際、こちらのブログにあるような図(ブロックパズル)1つで、家計簿からスタバの決算書、国家財政までがざっくり読み解けるというのですから、かなりの優れものです。

ただし、この図の原型は『戦略会計STRAC 2』という本の中にあるSTRAC表というものだとか。

こういう便利なツールをアップデートして「見える化」したのが、著者の一番の功績かもしれません。


c0016141_2191845.jpg③『頭のいいお金の使い方

こちらは、「<投資>という観点から、どんどんお金を使いましょう」というスタンスの本。

といっても、金融商品への投資より、自分への投資・他人への投資についてページが割かれており、僕みたいに株もFXもやらない人間にとって、かえって興味がわく内容でした。

ただ、気をつけたいのは、この本の内容を「使いこなす」には、それなりのリテラシー、頭のよさが必要だということ。

たとえば、「収入の半分は自己投資に充てる」という項目を読んだそばから、高額セミナーにバンバン申し込んだり、アマゾンでビジネス書を大人買いしちゃうような人は、気をつけたほうがいいと思うんですよね。

自分への投資って、お金を使えば即リターンがあるわけじゃなくて、お金を使って得た情報・人とのつながりをどう実生活に生かしてくか(実行するか)で、リターンにつながるもののはず。

そういうわけで、書かれている内容と今の自分をくらべて、合うノウハウだけチョイスして試してみるのが、この本の「頭のよい使い方」ではないかと。


以上、3冊紹介をしましたが、全部読みたいという人は①→②→③の順で、あえて1冊選ぶなら①がオススメです。

もちろん、これ以外にも「お金本」はたくさん出ているので、興味がある方は書店などでチェックしてみてください。

我ながら、めずらしく(?)、ビジネス書業界に貢献した気がします……
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by aru-henshusha | 2009-02-24 22:08 | 本・出版
新年もあけて早二週間たちますが、これが今年の初エントリとなります。
「100年に一度の危機」とやらを意識したわけではありませんが、まずはお金の話から。

下に転載するのは40年近く前の出版社の初任給(高い順)。

・各社の初任給

       大卒     高卒

岩波書店   50,901円   40,071円
日本評論社  38,800円   33,000円
正進社    38,300円   29,000円
平凡社    37,250円   30,200円
中央公論社  37,050円   26,250円
光文社    35,310円    -
小学館    35,260円   26,820円
集英社    35,260円   26,820円
河出書房   35,100円   27,700円
リーダイ   35,000円   27,500円
医歯薬出版  34,300円   28,300円
講談社    34,135円   26,850円
角川書房   34,120円   29,460円
中央経済社  34,000円   25,000円
医学書院   34,000円   27,600円
有斐閣    33,600円   28,000円
南山堂    32,300円   26,800円
       (以下略)
(出版労協調べ・昭和42年8月現在)
*(引用元:鈴木 敏夫 氏より (書籍「出版~好不況下興亡の一世紀」より)


で、次が最近のデータ。

順位 出版社名 初任給(大卒)
1位 福音館書店 432,850 円
2位 マキノ出版 303,650 円
3位 医歯薬出版 297,955 円
4位 医学書院 284,000 円
5位 集英社 276,055 円
6位 小学館 260,177 円
7位 芳文社 258,400 円
8位 南江堂 256,120 円
9位 光文社 254,600 円
10位 ダイヤモンド社 249,542 円
11位 東洋経済新報社 248,355 円
12位 中央法規出版 242,973 円
13位 主婦の友社 241,554 円
14位 大修館書店 240,900 円
15位 岩波書店 240,000 円
16位 学習研究社 236,800 円
17位 日本実業出版 235,000 円
18位 世界文化社 235,590 円
19位 日本文芸社 233,700 円
20位 新美容出版 232,200 円
※出版労連「出版産業賃金労働条件資料集2007年」より
(引用元:主な出版社の初任給


さて、「かたい」ところほど高い、と言ったのは、いわゆる大会社だけを指した話ではありません。

規模は小さくても、医学だとか教育だとか経済だとか、「かたい」内容の本を多く出している会社の場合、本の単価が高く、また教科書として採用されることも多いので、「かたい(=安定した)」経営状況を反映し、初任給も高くなるケースが多いようです。

*もちろん、以上は出版労協(→労連)に加盟している会社のデータの抜粋ですから、そうじゃない会社で初任給が高いところもあるでしょうが


しかし、給料ネタは折に触れやっていますが、書き終えたあと、毎回言い表しようのない虚しさを覚えるのはなぜかしら……
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by aru-henshusha | 2009-01-14 22:52 | 本・出版
久しぶりの更新は、ビジネス書編集者らしく(?)、おカネの話から。

格差社会を物ともしない 金持ちになる「性格」(livedoor ニュース)

上の記事で、「金持ちになれる性格チェック」なるものが紹介されていました。

*下の〈チェック表〉に、イエス、ノーで答え、イエスの数が多いほど、金持ち気質が高い。15個以上だったら「筋金入り」で、10~14個は「大アリ」。5~9個は「並」で、4個以下は、残念ながらカネとは縁がないとか……

(1)女にモテたことがほとんどない
(2)特に親友はいない
(3)とりわけ容姿に自信がない
(4)妻(恋人)は高級ブランド好き
(5)宇宙を旅してみたい
(6)デザインより機能性で買う
(7)美術館にはまず行かない
(8)有名人御用達の店によく行く
(9)妻(恋人)の化粧品の値段を知っている
(10)「裏表」があると言われたことがある
(11)ワインを楽しむ会などの集まりが嫌い
(12)ワンランク上の物を買いたい
(13)趣味は特にない
(14)カラオケは常にトップバッター
(15)速足で歩く
(16)当然、割り勘でしょ
(17)「お前の給料いくら?」と平気で聞ける
(18)聞き役に回るのが苦痛だ
(19)知ったかぶりは大得意
(20)「社長になる」とよく吹く

う~ん、最初の3つあたりは余裕で「イエス」だったんですが、それ以降があまり当てはまりませんなぁ……
かといって、これらにすべて当てはまる人は、お金持ちだとしても、あまり人に好かれないような。

大体、聞き役に回れない人は、編集者失格なんですってば……(でも、知ったかぶりは得意かも?)
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by aru-henshusha | 2008-04-21 23:27 | おカネ・経済
僕の年収なんて、この方の一年分の経費にも満たないです……

収入より納得できる仕事を(本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE)
北九州市在住の作家佐木隆三さん(70)が、過去30年にわたる毎年の収入と経費、課税額を地元の文学批評誌「敍説」で公表した。フリーのノンフィクションライターの取材費は自己負担のケースが多いそうで、「私が自由に取材してこられたのは直木賞を受け、ある程度の収入があったから」と話している。

同誌は佐木さんのこれまでの仕事を振り返るインタビュー記事を掲載。佐木さんは「作家と収入の関係を考える参考に」と、税理士作成の収支一覧表を提供した。最も収入が多かったのは92年の5574万円で、最少は03年の1685万円。30年間の収入は9億6454万円、経費は3億5452万円だった。
それにしても、本当に経費がかかるものですねぇ、ノンフィクションって。

佐木さんの収支はプラスですが、いま頑張っているノンフィクションの書き手には、収入より経費のほうが多いという方もいるのではないでしょうか?

昔、とあるノンフィクションライターの講演会に行ったとき、「取材費を捻出するために生命保険を解約した」という話を思い出しました。
書けば書くほど貧しくなるなんて、おかしいよなぁ……
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by aru-henshusha | 2007-10-16 00:54 | 本・出版
■6/2のテーマ : 彼に感じている不満(恋のから騒ぎ)
■投資額が低い
塩村文夏(東京)

まだ付き合いが浅いのでハッキリとは抗議できないが、投資額の低さが不満。辛うじてワンピース2枚のおねだりに成功したが、もうちょっと気前のいい人になれないのかと思う。前彼はエルメスだってポーンと買ってくれた。このままでは彼は「小エビで鯛を釣った」ことになるが、私は「鯛で小エビ」を釣ったことになる。はっきり言って、不満。
うーん、「投資」ねぇ。プロフィールを見ると、この発言の主はエッセイストだそうで、あえて、こういう言葉を使ってみたのかもしれない。

そもそも「投資」とは、辞書によれば「利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること」である。
ということは、この方の彼氏がいくらかのお金を投資することで、いったいどれだけの「利益」が得られるのだろう?

それがたとえば精神的な癒しだとか肉体的な満足感だとして、そのもたらされるだろう「利益」にたいして見合う額を投資するのが、あるべき「投資家」の姿なのだろう。

だから、この場合、彼氏はしょせんその程度の女性だと思って、他の女にも「分散投資」をしているのかもしれない。
あるいはこの女性が言うように<小エビで鯛を釣った>ぐらい「利回りがいい」人物だとしたら、それはそれで「名投資家」なんじゃないだろうか。

何か話がどんどんずれていくようだけど、とにかく話を戻すと、自分だったらそういう表現はなかなか使えないなぁ。

たとえ恋愛に「投資」の側面があろうとも、自分にとって、それは往々にして「経済的には正しくない」行為であり、それでも仕方ないと思っていることなので。
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by aru-henshusha | 2007-06-11 14:05 | 恋愛・男女
ふ~ん、こういうケースもあるんですね。

よつばとひめくり2007(あずまきよひこ.com)
商品はたくさん作るほど単価が安くなります。
で、漫画もそうですが、本は初版が一番たくさん作られます。
例えば初版で10万部作って、それが市場になくなってくると第2版を1万部追加する、って感じです。
初版と重版の数はケースバイケースですが、重版の方が数はずっと少ないです。
つまり重版は初版よりコストパフォーマンスが悪いのです。
「よつばとひめくり」は1,500円。この値段は初版だと利益が出るのですが、重版だと出ないらしいです。
なぜ「こういうケースもある」という言い方をしたかというと、僕は今まで、

「初版よりも重版のほうがコストパフォーマンスがよい」

と思っていたので。
重版発行時には、組み代や製版費が軽減されるので、10%~12%程度原価率が下がることになる(太郎さんと花子さんの出版技術講座:1.10  初版原価と重版原価
とあるように、重版がかかったときは文字の直しでもしないかぎり、印刷に必要な「版」をつくらなくてすむぶん、かかるコストが安くなるのです。
(ただし、印刷代は大量に刷れば刷るほど安くなるので、小部数の重版ではかえって割高になるケースも)

ともかく、冒頭の初版にウン万部も刷るようなカレンダー?はべつとして、(一般的な)5~6000部スタートの本では、重版がかかればかかるほど、出版社としてはオイシイのではないかと思います。


ちなみに、以上のような事情を考えると、「パンダ舎」さんが出されていたクイズの答えは、たぶん「C」ではないかと思うのですが……
*「D」は同じ重版で部数を増やしているけれど、こまめに刷りすぎなので、かえって割高? 

参考:何万部売れたら“成功”か? 問題編(パンダのため息)
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by aru-henshusha | 2007-05-05 00:00 | 本・出版
か・け・い消費 (かけいしょうひ) (Yahoo!辞書)
『日本経済新聞』の連載コラム「持続力保つ日本経済」で登場した造語。現在の景気はサービス消費に支えられているという観点から論じられているもので、個人はモノへの消費は抑えてもサービスへの出費は惜しまず、消費に占めるサービスの比率は6割近くに上昇しているという。
(中略)
その中でも主要な「感動」、「健康」、「癒し」の頭文字が「か・け・い」である。
これって、いま売れている本のテーマにも当てはまるんじゃなかろうか?

か(感動)→『恋空』に代表されるような、若い女性に感動を与える携帯小説。

け(健康)→『病気にならない生き方』に代表される健康本。

い(いやし)→江原啓之の著作に代表されるスピリチュアルもの。

もっとも、「感動」と「健康」は昔から売れるテーマだったような気もするが。

ちなみに、もしも「か・け・い」のすべてをおさえようとすれば、「感動的なスピリチュアル健康本」という企画が生まれるが、はたしてそれで売れるかどうか……
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by aru-henshusha | 2007-04-30 00:16 | 本・出版
この事件の過程で漏洩したデータなんでしょうかねぇ。
どこまで信憑性があるのかわかりませんが……

AV女優のギャラ(2ちゃんねる実況中継)*2004年のデータのみ抜粋しています
発売月(無いのは上のと共演)
2004/10 白鳥さくら \2,100,000
2004/10 当真ゆき  \3,675,000
2004/09 芹沢真里  \420,000 企画4本撮り  (90分×3+120×1) 
        高知礼子  \420,000
        杉本彩子  \735,000
2004/09 水谷桃  \1,575,000
2004/09 当真ゆき  \3,675,000
2004/09 立花里子 企画3本撮り  (120分×3)  肉体労働6・行列シリーズ・強制レイプ6
        中野千夏
        水沢文香  \1,050,000
        逢野うさぎ
        沙里奈ユイ \1,050,000
        恵ちとせ  \367,500
2004/08 春菜まい  \1,050,000
2004/07 春菜まい  \1,050,000
2004/06 立花里子  \1,350,000 企画3本撮り  (120分×3)  肉体労働5・ナースもの・強制レイプ5
        杉浦あや
        椎名 泉
        小池笑美
        森咲小雪  \500,000
        若月樹里  \400,000
2004/06 姫咲しゅり \1,575,000
2004/06 水谷桃    \2,200,000
2004/05 羽田美衣  \2,310,000
2004/05 瀬戸由衣  \2,100,000
2004/05 水谷桃    \2,200,000
2004/04 水谷桃    \2,200,000
2004/04 中島京子  \2,625,000
2004/04 羽田美衣  \2,310,000
ちなみに赤字は、僕が大好きな女優さんのギャラです……
予想してたより安いので、思わず自分の貯金残高を確認したくなりました(何がしたいんだか)。

なお、リンク先で指摘されていますが、ここに載せたギャラは、当然事務所の取り分も含まれます。
その比率は事務所ごとに違うんでしょうが、女優さんの手取りは、あまりよくなさそうですねぇ。

そもそも、飯島愛・及川奈央のようにAV引退後に芸能界で活躍できるような人はごくわずかですし、AV女優はその仕事の過酷さやその後の影響の大きさを考えれば、割に合わない商売のようです。
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by aru-henshusha | 2007-03-12 13:48 | エロ
本は「トン」単位で数えます ~インスパイア 成毛眞社長(前編)(NBonline)
マイクロソフト日本法人の社長から独立し、投資コンサルティング会社の社長へ。ビジネスパーソンとして輝かしい経歴を持つ成毛眞氏は、ビジネス界きっての読書家としても評判である。
(中略)
現在、「文藝春秋」で「今月買った本」の連載を受け持つほか、常に数誌に書評を寄せている。取り上げる本は、歴史ものからインタビューもの、科学系ノンフィクション、美術書と幅広く雑食だ。だが、そこにはなぜか「ビジネス書」だけが見当たらない。理由を聞いてみると、「あんなものは時間潰しですよ」とキツイ一撃が返ってきた。

ビジネス書は、大学生ぐらいのときに読みました。いまでも、人からたまに本をもらって流し読みをすることもありますが、やっぱりつまらないと思いますね。出世した人の単なる自慢話だったり、現場を知らない学者の戯言だったり。今日現在のことしか書かれていないから、役に立たない。ビジネスの世界で、今日現在のことをいくら読んでも仕方ないじゃないですか。かといって、3年後にどうなるかを考えようとしたら結構厄介でしょう。3年後を見通せるくらいなら、その人は本なんか書かないで自分でビジネスを起こした方が儲かりますよ。
僕はビジネス書編集者ですが、べつにこういう意見があってもかまわないと思います。
読者の経験・レベルによっては役に立たない本もあるだろうし、書籍ではなく現場でしか学べないこともあるでしょう。

ただ、「ビジネス書は役に立たない!」と言っている人が、自分は「ビジネス書」を書いているのは、この方なりの体を張ったギャグなんでしょうかねぇ。

(例)会社のつくり方/成毛 眞 (著)*他にも数冊の著者あり

これこそ、「出世した人の単なる自慢話」じゃないんでしょうか?

それとも、世の中にごまんとあるビジネス書はろくでもないものばかりだけど、俺が書いた本だけは違うんだ、という自信のあらわれなのかしら?

いずれにせよ、僕はこの方のご本は、今後も読まないと思います。
役に立つとか立たない以前に、もうアホらしくって。
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by aru-henshusha | 2007-03-06 15:46 | 本・出版
出版社のお偉いさんが就活中の学生を前にして、

編集者(記者)の名刺さえあれば、普通の人が出会えないような人に会うことができる

なんて言うことがよくあります。

もちろん、所属する会社・媒体によって、会える人の範囲もある程度限定されたりもしますが、ある意味「夢のパスポート」的なものには違いありません。

それを悪用した、こんな事件が。

「試写会に入れる」とニセの記者名刺売る 容疑で男逮捕(asahi.com)
ットオークションで知り合った女性に、記者を装えば映画の試写会に入場できると偽ってにせの記者名刺などを売ったとして、警視庁は東京都文京区の無職の男(32)を詐欺容疑で逮捕した。

大塚署の調べでは、男は1月11日、都内で同日夜開かれる映画「ユメ十夜」の監督、出演者らの舞台あいさつ付き試写会に「雑誌記者を装えば入場できて記者席に座れる」と偽り、実在する出版社のにせの名刺と試写会の案内ファクスを40代の女性会社員に渡して代金1万7250円をだまし取った疑い。容疑を認めている。
(中略)
男は、試写会の観賞記事を雑誌などに寄稿して原稿料を得ていたことがあったため、各種試写会の案内ファクスが手に入り入場方法を知っていた。「記事を書いてもあまり金にならなかったので別の利用法を考えた」と供述。同様の犯行を過去にも繰り返したことを認めている。
騙された方は気の毒ですが、貧乏な僕としては、自分の名刺がヘタをすると「1万円以上」の価値があるのかも……、とよからぬ妄想を膨らませてしまいます。

ちょうど、昨日、100枚名刺ができたところですから、これが100万円以上に……

(ちょっと疲れてるみたいだなぁ、自分)
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by aru-henshusha | 2007-02-21 16:42 | 本・出版