ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

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c0016141_0284895.jpg最近、また高橋がなりにハマっている。

以前から好きな人物の一人ではあったのだけれど(このブログも愛読してた)、先日ふとしたキッカケで彼の著書を手に取り、その仕事哲学にふれている。

経歴を見ればわかるように、決してエリート街道を歩んできた人物ではないからこそ、その言葉の普遍性は高い。

というわけで、少し古い本からの引用になるけれど、気になった言葉を紹介する。

上司は理不尽にならないといけないんです。そうすると部下たちは、“結果”を出さなければならないということを体で知って、「プロ」に育っていけるからです。何につけ理由をちゃんと聞いてあげると、部下はどんどん甘えるようになる。これを僕は「弱者の連鎖反応」と呼んでいます。かといって、理不尽なだけではダメで、嫌われながらも慕われる上司にならなくてはいけない。「このオヤジ、理不尽だけど、才能が圧倒的に違うわ」と。(『がなり説法』75ページ)
「理不尽な上司」には、理屈は通じない。
僕もそういう人の下にいたことがあるからわかるけど、こちらにどんなに理があろうと、企画や提案に容赦なく「NO」を突き付けてくる。

そういう経験から学んだのは、「とにかく実績を作って、こいつを黙らせるしかない」という<仕事上の腕力>を手に入れる必要性だった。
その結果、僕はたぶん、やさしい上司の下にいる数倍のスピードで成長できたと思う。

物わかりはいいけど力(才能も権力も)がない上司と、理不尽だけど力がある上司の二人がいるとしたら、若ければ若いほど、後者の下についたほうがいい。

もっとも、部下が上司を選べる機会はまずないから、理不尽な上司の下についたとき、このことを思い出せればいいだろう。
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by aru-henshusha | 2008-09-08 01:07 | 商品・企業・仕事
「男女×言葉」ネタをもう一本。

ツキで満ちる モテ、仕事運(夕刊フジBLOG)

上の記事に、異性を「快」の状態にする言葉が紹介されていました。
これをマスターして相手を気持ちよくさせたら、もっと気持ちいいことができるかも。
(って、オヤジくさい持ってき方だな、我ながら)

■異性を「快」にする“キススキカ”■
 対女性       対男性
きょう、きみ キ きょう、きみ
すてき    ス すごい
好き     ス 素敵
きれい    キ 決まってる
かわいい   カ 格好いい

「決まってる」あたりは、若干対象年齢が限られるかもしれませんが、トライする価値があるかも?
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by aru-henshusha | 2008-09-01 17:20 | 恋愛・男女
しばらく本ネタが続いたので、男女ネタで一息入れさせてください。

仕事関係者からの告白。上手な断り方 1(All About)

上にリンクしたページに、「仕事関係者からの告白を上手に断る言葉」が紹介されていました。
対・仕事関係者以外にも使い勝手がよさそうなので、ご紹介。

●相手の告白を上手に断る4つの言葉

1 「好きな人がいるの。」
2 「しばらく恋愛はしない・・って決めてるの。」
3 「忘れられない人がいるので。ゴメンなさい。」
4 「恋人同士じゃなくて人間同士として信頼しあいたいの。」


ただ、しばらく恋愛はしないって言っていた人に、翌週ぐらいに恋人ができてたらショックかもしれませんがねぇ……
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by aru-henshusha | 2008-09-01 17:03 | 恋愛・男女
c0016141_23551862.jpg本書は知人の編集者を通じて、担当編集の方からいただいた一冊。
(なお、毎回、Kさんの手を煩わせるのもあれなんで、次回からは直渡しでも結構です。その場合はこちら経由でメールをいただければと思います)

それはともかく、

36倍売れた! 仕組み思考術

は、僕が今年読んだ中で「一番もったいない一冊」である。
その理由は後で詳しく書くから、その前に、少しだけ本書のウリを紹介したい。


この本に書かれているのは、一言でいえば「電話×DM」の営業術だ。

ミソは、この「電話×DM」というところで、商品を「電話だけで、あるいは電話をきっかけに売る(いわゆるテレアポ)」のではなく、「DMの力だけで売る(いわゆるセールスレター)」のとも違う。

まずは電話で見込み客を探しその後にDMを送る
、という一見「二度手間」にも思えるノウハウだけど、ページをめくるにつれ、その二段階方式がいかに理にかなっているかが明らかになる。


僕は以前、営業や販売促進の本づくりの参考に、「テレアポ」関係、「セールスレター」関係の本をわりと読んだ時期があった。

しかし、それらの本はテレアポならテレアポ、セールスレターならセールスレターだけのノウハウが書かれていて、両者を「かけ算する」という発想がなかった。

そのぶん、両方の手法のいいとこどりをしている本書は、非常に実践的な一冊である。
売り込む商品によってはこのノウハウが適用しにくい場合もあるだろうけれど、それを差し引いても十分読む価値があると思う。


さて、本題に戻る。

なぜこの本が「今年一番もったいない一冊」なのか?
それは、タイトルが悪いからである。

そもそも、いまのタイミングで、『仕組み思考術』というタイトルをつけるのは、『「仕組み」仕事術』の影響を受けたのだろう(注 後者の本は半年近く前に出たビジネス書のベストセラー)

べつに、ヒット作のタイトルを拝借するのが絶対に悪いとまでは言わない。
けれど、この本の場合、それがかえって裏目に出ている。


『仕組み思考術』は前述したように、「営業術」の本である。
だからこそ、メインタイトルに「営業を連想させる言葉」を盛り込むべきであった。

たとえば、「仕組み営業術」でも「仕組みセールス術」でも「36倍売れるしくみ」でもいい。
この本は営業にかんする本ですよ、というのをもっとアピールすべきだったのだ。


実際、このタイトルのせいで本書はしばしば「間違った売り場」に置かれている。
一例をあげれば、新宿の某大書店で、この本は『頭がよくなる思考術』などと一緒に「考え方」の棚に置かれていた。

それは、著者や編集者が考えていた、この本の置かれ方とは異なるだろう。
しかし、そういう状態をつくったのは、間違いなくこの本の作り手(とくに編集者だと察する)なのだ。

カバーにあれだけデカデカと「思考術」と書かれていれば、忙しい書店員さんは、条件反射でこの本を「考え方」のコーナーに置くに決まっている。
そういうケースが多ければ多いほど、この本はみすみす販売機会を逃している。


本のタイトルには、人目を引くという役割も当然ある。

しかし、ビジネス書に限って言うなら、やはり「その本の中身がすぐにわかる」というのも重要な役目である。

『仕組み思考術』というタイトルは、自ら本の中身をわかりにくく、あるいは誤って伝えている。

これがよりストレートなタイトルであれば、36倍とまでは言わないけれど、3倍~4倍、売れ行きは変わったのではないだろうか?


*当ブログへの献本は、以下のルールに則っていただける限り、歓迎いたします。
当ブログへの「献本ルール」を、ここらでハッキリ決めようと思います。
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by aru-henshusha | 2008-09-01 00:50 | 本・出版
う~ん、真相はどちらなんでしょう?

イケメン(Wikipedia)
もともとは、ゲイの間での隠語(ゲイ用語)で、1990年代中盤からゲイ雑誌の『G-men』などが使っていた。現在でも、ゲイの間でも使用されている。

TBS系列で2008年3月21日に放送された『アッと驚くあの起源!! 万物ルーツ大調査バラエティ ご起源さん』では、雑誌「egg」1999年1月号で編集者の矢野智子が「イケてるメンズ」の略として使用したのが最初であると紹介している。取材スタッフの「イケメンという言葉を使いはじめたのは矢野さんなんですか?」との問いに対し矢野が「はい。私です」と答えている。
リンク先を見ると、ギャルよりもゲイの人が使ったほうが早いように描かれていますが、実際どうなんでしょうね。

またゲイ用語としても「イケてるメンズ」の略なんでしょうか? それとも……(自主規制)
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by aru-henshusha | 2008-08-25 23:06 | 名言・言葉
久しぶりの男女ネタです。
合コン行っても成果が得られないという男女は、参考にしてみてもよいかも。

●盛り上がる話題
趣味の話、芸能関係の話、映画の話、
出身県や方言の話、恋愛話、ファッション・流行物の話
合コンで使える話題より再構成)

●盛り下がる話題

家族の社会的地位の高さ、自分と面識のない他人のこと、最近の経済の動向、
最近の国内・国外政治の動向、理想の恋人、マニアックなコレクション…
合コンで異性に熱く語られるとウザいと思う話題ランキングより再構成、リンク先ではまだ続きます)

もちろん、相手のメンツによって、選ぶべき話題というのは微妙に違ってくるんでしょうがね。
(と、ろくに合コンにいかないのに語ってみる)

ちなみに、普通の飲み会でも見かけますが、その場の一部しかわからない人の話題を延々する人たちを見ると、ウザいを通り越してハラハラしてきます……

これも「空気読み」が大事な仕事である編集者の習性でしょうか。
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by aru-henshusha | 2008-08-24 00:29 | 恋愛・男女
本日のシメは、ためにためて関係者に顔向けできなくなりだした、献本の山からのご紹介。
読了はしているので、あとは一冊一冊、地道に紹介していきます……

c0016141_1482169.jpgケータイ小説的。

この本は、以前紹介した『自分探しが止まらない』の著者、速水さんからいただきました。

*参考
「自分」というのは、探すもの? 決めるもの? 作るもの?

僕がノロノロしている間に、弾さんsmoothさんといった(とくにビジネス書業界で)著名な書評ブログでも取り上げられ、ジャンルを超えた盛り上がりを見せています。


さて、この本でとくに秀逸だと思ったのは、ケータイ小説と浜崎あゆみの歌詞の共通点についての考察。
著者はその共通点を次の3つだとしています。

1 回想的モノローグ
2 固有名詞の欠如
3 情景描写の欠如


1の回想的モノローグとは、基本的に3人称で書かれているケータイ小説のなかで、急に挿入される1人称の回想のこと。

たとえば、『恋空』には、
あの幸せだった日々は嘘じゃないそう信じていたから。
でも、もう本当にダメだね。
もう本当に本当に二人はダメになっちゃったんだね。(上巻206ページ)
という回想的モノローグがあるのだとか。

で、こういう表現・文体が、まさしく「あゆ」の歌詞に似ているんです。
実際、著者が例にあげていた、
季節の変わり目を告げる風が吹いて
君を少し遠く感じる自分におびえたよ
ふたりまだ一緒にいた頃 真剣に恋して泣いたね
今よりキズつきやすくて でもきっと輝いていた(FRIEND)
の歌詞なんて、ケータイ小説の一節だと言われても、見分けがつかない気がします。


では、「なぜケータイ小説と浜崎あゆみがつながる」のか?
その答は、本書をじっくり読んでいただき、見つけてもらったほうがよいでしょう。

本書には「ケータイ小説=浜崎あゆみ=?」という図式がなぜ成立するのかが、非常に丁寧な取材をもとに書かれています。
その答え合わせは、ぜひ本を読んで、していただきたいと思います。


ところで、ケータイ小説と「あゆの歌詞」の共通点である、「固有名詞の欠如」。

これによって、ケータイ小説の文章は総じて幼稚な感じを与えているように思うのですが、同時にこの文体的特徴には、次のようなメリットがあるようにも思えます。

それはすなわち、その本が「私たちの物語」だと感じられる作用があるということ。


たとえば、昔(ってすごい昔だな)、田中康夫氏が書いた『なんとなく、クリスタル』には(当時の)おしゃれなブランド名や、流行の遊び場の描写がふんだんにありました。
で、出版後だいぶ経ってから本を読んだ僕にとっては、主人公が女性であるからとか以前に、その世界観が自分とは遠すぎて(古すぎて)、全然、「自分たちの物語」として楽しめなかった覚えがあります。

一方で、地名も学校名も(意外にも)ブランド名もほとんど登場しないケータイ小説は、その「透明さ」ゆえに、いろいろな地域に住む、生活様式が違う女の子たちにも、「私たちの物語」として受け入れられる、それが多くの読者を生む秘密ではないのかなと。

とまあ、最後の考察はおまけみたいなもので、本格的にケータイ小説について考えたい方は、ぜひ本書をご覧ください。


*当ブログへの献本は、以下のルールに則っていただける限り、歓迎いたします。
当ブログへの「献本ルール」を、ここらでハッキリ決めようと思います。


*なお、ケータイ小説関連本は、これこれに続き3冊目なんですが、さすがにもうお腹イッパイな感じです…
偉そうですみませんが、献本される方は、どうかご配慮を。
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by aru-henshusha | 2008-08-19 02:49 | 本・出版
これは書店を回っていて気づいたことなんですが、最近の「話し方本」、やたら「秒」を争う事態になっています。

まずは、古き良き、「分」の時代の話し方本から。

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たった1分でできると思わせる話し方

レビューの酷評っぷりがすごいです…
(書名とは関係ないか)

それでは、「秒」の世界へようこそ。

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30秒でつかみ・1分でウケる雑談の技術

まだ、かろうじて「分」が残っています。
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たった20秒!“あッ”という間の説得術

1分で3回も説得できるの?!
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言いたいことが確実に伝わる17秒会話術

15秒では、ちと速いんでしょうか…
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どんな人とも10秒でうちとけて話せる本

本当ならば僕がほしいです。
そのうち「1秒」とか「0・5秒」なんて類書も出てくるんでしょうかねぇ。
(「コンチハ!」ぐらいしか言えないって…)

ちなみに話し方本にかぎらず、「秒」がついたタイトルは、最近のビジネス書のはやりです。

*参考

最近の出版界で流行している7つのキーワードで、「最強のタイトル」をつくってみた。 第2章

人のことは言えませんが、これもせわしない世の中の表れかもしれません。
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by aru-henshusha | 2008-08-19 01:35 | 本・出版
夏休み中も、泣くのを通り越して笑いたくなるほど仕事三昧だった、ある編集者です。
相変わらずやらねばならぬ仕事が多いのですが、ブログの更新もぼちぼちと。

今日は、仕事周辺ネタをいくつか更新します。最初は珍しく「ほぼ日」ソースで。


『人生という名の手紙』 担当編集者/フリー編集者 青木由美子(ほぼ日刊イトイ新聞 -担当編集者は知っている。)
タイトルに困ると、電車に乗る。
そこには必ず、読者がいるから。

素のままの普通の人たち。
メールを打つ人、眠っている人、酔っ払っている人。
この人たちの心に、直球で届くタイトルは? 
考えるうち、つい自分も眠ってしまう山手線。

もっと困ると、カラオケやDVD屋に行く。
古い歌謡曲の歌詞や、名作映画のタイトル。
「人肌になじんだ言葉」には必ずヒントがあるから。

飲み惚けた目に、蛍光色がまぶしい都内某所レンタル店。
つい関係ないDVD(『トラック野郎』)を借りてしまう。

――そしてタイトルは、降りてきた。
この「人肌になじんだ言葉」というフレーズ、なるほどなぁと思いました。


むろん、新しい風俗や事物を扱った本の場合、「なじみのない言葉」をタイトルにするときもあります。

しかし、たいていの本の場合、「人肌になじんだ言葉」、欲を言えば、「そのなじみが忘れかけられている言葉」がタイトルにくると、読者をハッとさせられるように思います。

ここ数年だったら、「品格」という言葉が、その最たるものではないでしょうか。

人肌になじんだ、なじみすぎた言葉ながらも、あのタイミングでタイトルになると「古新しい」気がしました。


ちなみに、この「人肌になじむ」という表現からして、十分「なじんでいる」言葉だなと思います。
青木さんは元某社のヒットメーカーだと聞いていますが、やはり一味違うものです。
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by aru-henshusha | 2008-08-19 01:09 | 本・出版
堅苦しい文章のあとは、さらっと読めるコネタをお届けします。

最も多い社名は?(Business Media 誠)
会社の“顔”といえば社長や商品などを思い浮かべるかもしれないが、やはり「社名」という人もいるだろう。全国260万社で最も多い社名は「アシスト」(429社)であることが、東京商工リサーチの調べで分かった。
というわけで、日本一多い会社名は「アシスト」なんだとか。
<あなたの●●な生活をアシストします>というベタなキャッチコピーが浮かびますが、どの業界・業態でも使いやすいということでしょうか。

ちなみに、ベスト10は以下のとおり。

1 アシスト 429社
2 ライズ 382社
2 サンテック 382社
4 佐藤工務店 380社
5 アドバンス 363社
6 田中工務店 356社
7 鈴木工務店 348社
8 トラスト 347社
9 アクト 341社

社名から、建築関係の会社(下請け?)の多さもうかがえますね。

ところで、このブログの読者にも、アシスト勤務の方はいるんでしょうか……
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by aru-henshusha | 2008-06-23 01:13 | ランキング・アンケート