ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

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だいぶネタのストックができたので、久しぶりにコネタをいくつか更新します。
一つ目は古い記事ですが、こちら。

のむ・うつ・かう (のむうつかう)(Yahoo!辞書)
朝日新聞のコラム『天声人語』が2007年6月に紹介したもの。かつての「飲む打つ買う」は、酒、博打、色事など男性が道楽の限りを尽くすことを意味していたが、今では「のむ」=「胃腸薬、胃カメラを飲む」、「うつ」=「鬱病にかかる」、「かう」=「宝くじを買う」である。格差社会の中で「負け組」となった大部分の庶民には、宝くじに希望を託す以外に、「勝ち組」の連中のような大儲けをする手段は残されていない、と天声人語子は嘆いている。
「うつ」だけ名詞だったり、ちょっと無理がある気がしますが、出典を見たら朝日新聞でしたか。

『アタシ、もうアベしちゃおうかな』

の新語(珍語?)をつくった朝日さんですから、この造語感覚は大目に見るしかなさそうです……
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by aru-henshusha | 2007-10-16 00:06 | 名言・言葉
時間がない。自分の時間がない。

ブログの更新具合を見ていただいてもわかると思うけれど、
いまの僕には、自分のために自由に使える時間がほとんどない。

こういう状態がつづくのは肉体的にも辛いのだけれど、
何より、精神衛生上よくない。

自分には、もっとやるべきことがあるのではないか、
という気持ちがわくと同時に、そんなことすら考えているのが時間の無駄、
と目の前のなんやかんやを片付けている自分がいる。

思考停止。忙しいとは、まさに心を亡くすことなのだなぁと、へんに納得がいく。

そんなときに、この言葉に出会った。ガツンとやられた。
長いけれど引用する。
「必ずこうしなければいけない!」というルールではありませんが、もしあなたが、いいコピーを書きたい、すばらしいアイデアをつくりたいと心の底から思っているのなら、ひとつだけお願いしたいことがあります。
明日から、あなたの毎日の生活のなかで、「なんかいいよね」という言葉を禁句にしてほしいのです。
あなたは、いい映画を見てドキドキしたり、いい音楽を聴いてホロッとしたり、いい小説を読んでジーンとしたりしたときに、しばしばこういう言葉を発してはいないでしょうか。
「なんかいいよね」「なんかステキだよね」「なんかカッコいいよね」と。
明日から、それをきっぱりとやめにしてほしいのです。そして、かわりにこう考えてみてください。
「なぜいいのか。これこれこうだからじゃないか」「なぜカッコいいのか。こういう工夫をしたからじゃないのか」と。
こういう思考を働かすことができなければ、あなたはけっして「モノのつくり手」になることはできません。
(『広告コピーってこう書くんだ!読本』16ページ
忙しい忙しいと言いながらも、この数週間、本を読み、映画を見、展覧会にも足を延ばした。
自分にとって、最低限の「心の栄養」だけは切らさずにいたつもりだ。

けれど、僕はどんなに面白い本に出合い、すばらしい絵画を前にしても、
「なんかいいよね」ぐらいの感想で済ませてきた気がする。

その作品がなぜいいのかを掘り下げることはせず、ただ「いいもの」と触れ合った、
その事実だけで満足してしまっていたように思う。


もちろん、出合うもの、出合うもののよさ(あるいは悪さ)に対して、
「なぜ?」を発し続けるのは大変なことだろう。

「なんかいいよね」の一言で済ませられたら、これほど楽なことはない。

でも、何でもかんでも「なんかいいよね」としか言えない人間には、
「作り手の方程式」はわからない。


自分がモノを作るとき、偶然「なんかいい」状態を再現できたとしても、
そんな奇跡は何度も続かない。すなわち、プロの作り手になるのは難しい。

だから、「なんかいいよね」を禁止せよと、この本は言っているのだろう。


このブログを書くとき、僕はできるだけ手間をかけないようにしている。

ブログは僕の仕事ではないし、大事な趣味の一つではあるけれど、
なるべく時間をかけたくない(いや、かけられない)のが本音である。

それでも、ときおり、どうしても手間隙かけて伝えたいことが出てくる。
「なんかいい」とか「なんかやだ」で済ませられない思いがある。

ひときわ忙しいときの僕は、そういう思いを、我ながら鬱陶しくも感じるのだけど、
これからは少し心を入れ替えたい。


この本は「なんかいい」から、紹介しているのではない。

忙しさにかまけて、作り手としての大事な思いを忘れかけていた僕に渇を入れてくれた、
「とてもいい」本だから、誰に頼まれたわけでもなく、紹介している。

いま作り手である人にとっても、これから作り手を目指す人にとっても、
きっと必要な本である。


こんなふうに、「なぜいいか」を考える時間を、少しずつでいいから確保していきたい。
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by aru-henshusha | 2007-10-09 01:33 | 商品・企業・仕事
以前、あなたたち著者は、アマゾンなんか見ないほうがいい。という記事を書きましたが、どんなに気をつけていても、自分の作品を酷評される場面に遭遇する著者の方もいるかもしれません。

そんな場合は、下記の言葉を参考にすればよいかと。

【HR】 評価と部数の関係(MORI LOG ACADEMY)
 作家どうしで話していることの1つ。読者の評価点が集計されているサイトがあるが、その評価点と、本の発行部数の関係を調べると、両者には明らかに負の相関がある。「負の相関」という言葉がわからない人が多いと思うが、ようするに、「比例している」の反対だ。すなわち、評価点が高い作品ほど、売れる部数が少ない、という結果になる。
 これは、読者の評価が間違っている、ということでは(たぶん)ない。何故こうなるのかというと、なにかの原因で沢山売れてしまった本は、それだけ広い範囲の人が読むわけで、そうすると、作品と合わない人間の手に渡る可能性がそれだけ高くなる。一方、話題にならない少部数の本では、作家に対して好意的な読者の割合が多くなり、評価点が高くなる傾向にある。
(中略)
 新人作家に1つアドバイスがある。もし、誰かに作品をぼろくそに言われたら、「こんな人のところにまで本が届いたのだ。売れているのだな」と喜ぶのがよろしい。
もちろん、酷評の主を今度はギャフンと言わせてやると思って、より創作に励むのも一つの選択かもしれませんがね……
(ただし、実際にはどんなに頑張っても、どこからか批判は出るのではないかと)
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by aru-henshusha | 2007-09-26 02:12 | 本・出版
c0016141_1302021.jpg最近、同じエキサイトブログで開設されている、

動物チラリズム(カメラ目線動物写真ブログ)

というブログが書籍化された。

動物チラリズム―趣味は人間観察ですけど…?

リンク先を見ていただくとわかるけど、動物を「カメラ目線」で撮影することをテーマにしたブログ(および本)である。

遅ればせながら僕も本を読んだのだけど、なかなか面白い。

でも、個人的には、「カメラ目線の動物の写真」が面白いというより、その写真に添えられたコメントが面白いのだ。


たとえば、なぜか箱に入っているヤギをとったこの写真。

ヤギ(福岡県大牟田市動物園)

ヤギのポーズポーズにコメントがついてないとしたら、その面白さは半減すると思う。


このコメントによる面白さの底上げを、僕は<名づけ力>と呼びたい。
(いや、べつに「見立て力」でも「コメント力」でもいいのだけど)
タイトル、見出し、キャプションを駆使して、もっともっと面白くしようとする力。

この力って、つくづく編集者には必要だな~と思う。


別に素材(写真だったり文章だったり)の「味」をごまかすためではなく、
それをより引き出すために、日々、面白く、新しい「名」をつけるのが、
僕らの仕事の大事な一部だと思う。
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by aru-henshusha | 2007-09-26 01:57 | 本・出版
記事のずいぶん瑣末なところをピックアップしてしまいましたが……

ドラえもんのお陰?「のび太首相」に中国ブロガー大喜び
「ドラえもんのお陰?」「のび太が首相に」……。福田康夫氏が25日、国会で首相に指名されたことで、日記風のホームページ、ブログを営む中国のブロガーらが興奮しつつ「のび太首相」の誕生を祝っている。中国でもドラえもんは大人気だが、野比のび太の中国語名は「野比康夫」。福田氏の顔もどことなく「のび太」に似ているとの不謹慎(?)な指摘もある。
「のび太=康夫」、漢字のイメージからすると、
まあ、わからないわけでもありませんが……
(でも、康夫と言われるとつい田中康夫を思い出してしまいます)

ちなみに、すこし検索したら、こんなページが引っかかりました。

ドラえもんの登場人物・中国語訳?


ジャイアンは、中国語でも強そうです……
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by aru-henshusha | 2007-09-26 01:11 | 名言・言葉
僕の敬愛する作家、山口瞳さんが書いた文章に、「少年達よ、未来は」というものがある。
少し長くなるけど、その一部をここに紹介したい。
 私が会社に勤めて月給を貰うようになったころ、そのとき私はまだ二十歳だったのですが、私の先生にあたる人と一緒に、ある会場に行くということがありました。
 駅で切符を買い、改札口を通ったときに、電車がプラットフォームにはいってくるのがわかりました。駈(か)けだせば、その電車に乗れるのです。すこし早く歩いたとしても乗れたと思います。周囲のひとたちは、みんな、あわてて駈けてゆきました。
 しかし、先生は、ゆっくりと、いつもの歩調で歩いていました。私たちが階段を登りきってフォームに着いたとき、電車は扉(ドア)がしまって、発車するところでした。駅には、乗客は、先生と私と二人だけが残されたことになります。
 先生は、私の気配や心持を察したようで、こんな意味のことを言いました。
「山口くん。人生というものは短いものだ。あっというまに年月が過ぎ去ってしまう。しかし、同時に、どうしてもあの電車に乗らなければならないほどに短くはないよ。……それに第一、みっともないじゃないか」
(『山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇』などに収録)
僕はこの話が昔から、とても好きだった。特に太字で示した「先生(多分、この方を指している)」の言葉は、とても味わい深い言葉だと思ってきた。

でも、僕がこの話の「味」を本当の意味でわかるようになってきたのは、最近のことだろう。
かつての僕は、きっと「あわてて駈けて」いく、乗客のような人間だったはずだから。


自分で言うのもなんだけど、僕はいままでの人生で、あまりレールを外れたことがない。

ストレートで大学に進学し、4年で卒業。就職活動は手こずったが、何とか出版業界にもぐりこみ、途中で会社をかわりはしたものの、一貫して書籍編集のキャリアを積んできた。

自分の意思のみで決まったことではないけれど、その時その時で、「乗るべき電車」に滑り込んできたように思う。


けれど、近頃の僕は、少し違う。

ホームに来た「電車」に無理して駈け込まなくなった。
仕事のことでも、それ以外のことでも、ここ数年で何本かを見送ってきた。

中には、自分の人生において、大きな意味を持つ電車もあったと思う。
人から「切符」の用意までされたときもあった。

でも、乗り込まなかった。正確に言えば、乗り込めなかったときもあっただろう。


次の電車がなかなか来ないとき、あの電車に乗ればよかったのかも、と思うこともある。

だけど、それは意味のない感傷だ。

何より、あのときの僕には、乗らない理由も、乗れない理由も、存在した。
電車が満員だったわけでもなく、誰かに突き飛ばされたわけでもなく、自分の意思で、僕はホームにいた。


「少年」と呼ばれる時期をとっくに過ぎて、自分の残りの人生の短さを思うたびに、僕は「先生」の言葉を思い出す。

人生のダイヤグラムは読めないけど、それでも後何本かの電車は来るだろう。
だったら、自分が乗りたいと思ったときに、乗ればいい。

人生は短い。でも、思ってるほど、それは短くない。

大事なのは、まず「目的地」を決めること。
それが決まるまで、僕は、もう少しホームにいよう。
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by aru-henshusha | 2007-09-18 01:55 | 不定期なヒトリゴト。
「明日の出版を創るやんちゃな編集者の会」へ参加しました。(電子書籍プロジェクト,はじめました!)
「ミリオンセラー『病気にならない生き方』。その本作りの秘密とは?」の講演で
ゲストは、株式会社サンマーク出版の高橋朋宏編集長です。
(中略)
著者新谷弘実さんと高橋編集長との出会いは、『加速成功』の著者である道幸先生の紹介です。
6日間の取材で、3日めに「ミラクルエンザイムが寿命を決める」という話を聞いて、本のベクトルが見えたそうです。

タイトルは最後まで難航して、植木社長から、「この本は一言で言うとなんなのか?」と問われ、「病気にならない生き方」と応え、それがそのままタイトルなったとのこと。
これ、編集者じゃない人からしたら、何の変哲もない一言かもしれないけれど、本当はすごい大事な言葉だと思う。

編集者って、基本的には「タイトル命!」の人種。

もちろん、内容だって大事だけど、本は手にとってもらわなければ、その内容のよさに気づいてもらえない。
だから、タイトルづけ(加えて、帯などのコピー作り、カバーデザイン)では、かなり考える。


でも、この「考える」ってのが曲者で、考えすぎるとおかしくなる

こういう言葉なら読者に刺さるとか、こういう本が流行っているから乗っかろうとか、手にとらせるためにあえてわかりにくいタイトルをつけようとか……

そんなことを考えているうちに、なんかチグハグになったり、ゴテゴテになったりしてしまう。


この世界では、「シンプル・イズ・ベスト」が唯一のルールだとは限らない。

けれど、迷ったときこそ、思い切ってシンプルに、原点に戻ってタイトルをつけたほうがいいのかもしれない。


余談だけど、僕がビジネス書の世界に入って、自分が担当した中で一番売れた本は、とてつもなくシンプルなタイトル。

多分、普通の人でも、ちょっと考えればすぐに浮かぶようなタイトル。

だけど、だからこそ、どの本よりも「伝達力」があったように思えて仕方がない。
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by aru-henshusha | 2007-09-13 17:06 | 本・出版
たいていの人は猫好き・犬好きに分かれると思うので、けっこう参考になるかも?

[恋愛] 性格が違うと聞いたことはあるけれど… 猫好きカレと犬好きカレではアプローチ法は全然違った!(L25.jp)
もしや、犬好きのカレと猫好きのカレとでは、恋の攻略法も違う!?

「そうですね。犬好きの男性は主従関係をはっきりさせたいタイプが多いです。完全に尻に敷くか、逆に立ててあげるか、どちらかがいいでしょう。どちらにしても誠実さを重んじるので、裏切り行為は絶対ダメ。メールを送るとき『あなたの返事をずっと待っています』と忠誠心をはっきりアピールした方が『かわいいな』と思ってくれますよ」(同)

では、猫好きのカレは?

とにかく束縛が嫌いなので、カレに“拘束されてる感”を与えないこと。メールを送っても『返事しなくていいわよ』というスタンスで、プレッシャーを与えないとよいでしょう。デートも計画を立てず気ままに過ごすといいですね」(同)
上記の分類だと、僕は断然、猫好きのカレなのですが、たしかに「返事しなくても大丈夫」というスタンスのメールのほうがありがたいですね。
*これは仕事がらみでも

ただし、束縛が嫌いだからというより、仕事柄、単に忙しがっているだけな気もしますが……
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by aru-henshusha | 2007-09-13 16:26 | 恋愛・男女
普通だったら伏字かぼかすところですが、作品への敬意からあえてストレートな見出しをつけました。大傑作です。(しかし、前の記事と合わせて、ますます女性読者が……)

なんでもおまんこ   谷川俊太郎(詩のポエトリージャパン)
*ネタモト:ちょwwwwww谷川俊太郎wwwwww

谷川さんご自身も、とても気に入っているみたいです。

それにしても、この詩を読むと、仕事休んで、どこか田舎に行きたくなるなぁ……
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by aru-henshusha | 2007-09-06 13:41 | 名言・言葉
自分でつけといてなんだけど、見出しのせいで、読む人激減しそうだなぁ……

鷹さんに、いつのまにか、中出しをされていた。(加藤鷹AV男優20周年パーティ)
(中谷彰宏レター)
「加藤鷹AV男優20周年パーティ」に行ってきました。
円山町の会場に着いて、早速、鷹さんに挨拶しようと思ったら、
「鷹さん、今、パンツ、はいてますので」
「今、脱いでますので」より、凄いですね。
(さっきまで、何してたん。さすが、鷹さん)
(中略)
鷹さんとの対談本『キスに始まり、キスに終わる。』(KKロングセラーズ)が、
新書『ハートフルセックス』(ロング新書)に生まれまわりました。
僕の女性に接する時の優しさは、
鷹さんから教わったと言っても、言い過ぎではありません。
鷹さんの遺伝子が僕の中に入ったということは、
鷹さんは、僕に中出しをしたに違いありません

と、スピーチしました。
僕はこれ、名スピーチだと思うんでしょうが、どうでしょう……(趣味が悪い?)

それにしても、ネットサーフィーンしていて、久々にドキッとした記事でした。
そもそも、中谷センセイって昔から……(自主規制)
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by aru-henshusha | 2007-09-06 13:30 | 名言・言葉