誤植と、慣れと、初体験。
2005年 03月 11日
誤植は怖い
「コーヒーをトレイに載せて・・・」 とすべき箇所を、 「コーヒーをトイレに載せて・・・」 と表記していたらしい。
普通の人が聞くと「おいおいそんなの気づくだろう」と思うかもしれないが、実際には気づきにくいものなのだ。
なぜなら、後者の文章も「単語レベルでは正しい」から。
編集者は一冊の本を作るのに、何回も原稿・ゲラに目を通す。
何度も読めば、書かれている内容はすべて頭の中に入ってしまうから、途中からは細かい「文章の意味」など考えなくなる。
毎回毎回「初体験」感覚で、原稿を読めるワケではないのだ。
だから、初期段階で「誤植」を見逃すと、最終段階までズルズル残ってしまうことが少なくない。
たとえば、これが「コーヒーをイレトに載せて」だったら、「イレト?何それ?」というふうに、すぐに気づくはずである。
だけど、「トイレ」という言葉はもとからあるものだから、つい見逃してしまうのだろう。
慣れというのは怖いものだ。
それにしても、青焼きで気づいてよかったですね、「EDITOR NAVI」さま。

