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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

出版界で伝説となっている、「サルトル事件」の真相とは?

モアレのバタバタ日記にて、こんな記事を見つけ、書いた方には悪いのだが笑ってしまった。

校正記号って読めますよね?

一般の方のために説明すると、「トルツメ」って<いらない文字を取って全体を詰めろ>という意味なんですよ。
たとえば、「ある変編集者」の「変」をトルツメすると「ある編集者」になるという具合。
編集者、校正者はこういう記号を用いて、原稿に手を入れていくんです。

(その他の校正記号についてはこちらを参照のこと)

で、この「トルツメ」ですが、縮めて「トル」と書く人もいます。
それで起きたのが、世にも名高い「サルトル事件」。

この事件、諸説あるようなのですが、一番信憑性がある説を紹介します。

ある本のゲラに「サルトル」という表記があったのだが、「トル」の部分がかすれていたので、編集者が赤ペンでその横に「トル」と書いた。
それを見たオペレーターが、これを「トルツメ」の意味だと思い、「トル」の部分を取ってしまった。
結果、「サルトル」がただの「サル」に変わってしまい、それに気づかずその本は出版された。

まあ、話がうますぎる気もしますが、ありえないことではありません。
校正記号1つとっても、おろそかにしてはいけないということでしょう。

それにしても「サル」と「サルトル」じゃ大違いですよね……
by aru-henshusha | 2005-03-24 09:55 | 本・出版