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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

売れる本を作るために、著者ができることとは何だろう?

高橋がなり氏のブログに、編集者として見逃せない記事を見つける。

#147 - 夫の本を出版したいのだが売れるためには?

がなり氏の答えは、いつもと同じく明快で、いつもと同じくまっとうだ。

彼が言っていることを、僕なりの言葉で言えば次のようになる。すなわち、

いい食材が手に入れば、料理人が三流でもなんとかなる。

食材は「原稿」、料理人は「編集者」と置き換えれば、話は早い。

編集者が著者に求めるのは、究極的には「よい原稿」だけである。

そりゃあ、著者がTVで宣伝をしてくれたり、地道に販促活動をしてくれたり、千冊単位でお買い上げをしてくれたらそれにこしたことはない。
でも、そうやって売るための努力をしてくれるのもありがたいが、一番していただきたいのは「よい原稿」を書くための努力である。

身も少なくて腐りかけの食材では、料理人がどんなに腕を振るおうと、うまいものなどできないだろう。
それは、本でもまったく同じである。

最近の著者は、売ることに熱心な人が増えてきた。
それはとてもよい傾向だけど、そればかりに気をとられても困る。

編集者に、著者の代わりはできない。
よい原稿を書くのは、やはり著者の仕事である。
当たり前の話だけど、そこに一番注力してもらいたいものだ。

私事
今日もまた花見に行ってきますので、更新滞ります。
by aru-henshusha | 2005-04-07 16:52 | 本・出版