本は出したいけど、原稿は書きたくないという人たち。
2005年 04月 24日
作家って……。
おなじようなジャンルの本をつくっている編集者として、彼がいっていることはよくわかる。
自分の名前で本を出すことと、作家であることは別物だ。
もしも、中*、和*、神*の類が名刺に作家と入れていたら、僕はそれを嗤うだろう。
編集者の仕事をしていると、本は出したいけれど、原稿は書きたくないという人に会うことがある。
なぜ書きたくないのか聞くと、忙しいからだという。
忙しいけれど、本は出したいから、私にインタビューしてください。
そして、それをライターさんがまとめれば本になるでしょうと、彼はいう。
もちろん、それでも本はできるし、それをするのが僕らの仕事である。
だけど、そういう人間が、作家を名乗ることを僕は許さない。
情報を売ることと、文章を売ることは違う。
作家とは、文章を売る人間に与えられた呼び名だと、僕は信じる。

