編集者という人種を、よく知りたいなら……
2004年 12月 28日
その名も、
ある日の編集者
いままで、出版社やジャンルの垣根を超え、40人あまりの編集者がエッセイをつづってきたこのページ。
真面目なものから不真面目なものまで色々だが、どれも味わいある話ばかりだ。
なかでも、最新号?の高野麻結子さん(交通新聞社)の文章は胸を打つ。
いい編集者ってどんな人か。自分はどうありたいか。
最近思うのは、いい筒になりたいということだ。
単なる筒なのだけど、その人を通ることで、作品がちょっとだけ角度が変わる、光る部分が変わる、やわらかさ、温かみ、聞こえる音が変わる……というのだろうか。
そのためには生活習慣病のように、不用なものばかり蓄積されていたら、文字どおりつまらない。
ああ、こんな本があるんだ、と思ったとき、奥付に注目している編集者の名が記されていると、ああ、やっぱり、やられた、悔しい、でもさすがだ、ありがとう、という気持ちが一瞬のうちに自分のなかを駆け巡る。
優良な筒であること、が、いまの自分のめざすところ。
これから新しく編集者になるひとに、血流の上がるような本を生み出してほしい。
もちろん自分もだけど。(引用者により適宜改行ズミ)
編集者って、結構いい人多いですよ。
(自分は別として)
しっかし、みんな文章うまいねぇ。