あの事故で生き残った、新聞記者の記事。
2005年 04月 30日
尼崎脱線事故:
1両目にいた久田記者 事故前後を再現
あの事故車両に、毎日新聞大阪経済部の記者が乗っていたのだという。
さいわい、命に別状はなく、頭部や顔面打撲の後遺症の心配はほぼないと診断されたようだ。
だけど、事故から1週間もたたないうちに、再現記事を書かねばならないとは。
もちろん、それが記者の仕事だといえばそれまでだが、事故の当事者でありながら、記者という傍観者の視線を持つことは容易ではないだろう。
その意味で、僕は、素直に尊敬する。
佐世保の小6殺害事件のときも思ったけど、記者という仕事は、他人の心や生活に、ズケズケと入り込んでいくだけのものではない。
自分自身に、厳しい問いを投げかける職業でもある。