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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

著者は、どこまで口を出すべきか?

編集者にとって、著者がどこま「口を出してくる」のかは、とても気になる。
正直、「編集者の仕事」にはできるだけ口を出してもらいたくないというのが、本音だろう。
もちろん、この「編集者の仕事」が何をさすのかは、各編集者や会社ごとに違うのだけど。

題名はどうやって決まったのか? ー 頼むぜ!長倉!俺はアメリカだ編

上にリンクしたのは、ベストセラー「会社にお金が残らない本当の理由」や「裏帳簿のススメ 」で有名な、岡本吏郎氏のブログの一部。

この著者、本の題名にも装丁にも口を出す。
ましてや、一度決めた章構成まで、校正中に覆している。
とても仕事熱心であると同時に、担当編集者としては心臓が痛かろう。

本のタイトル、見出しやカバーは編集者のものと思う編集者は多いはずだ。
著者がそこまでコミットするからこそ、売れる本ができるのか?
だが、だとしたら、編集者の役割とは一体?

これは、編集者の存在意義につながる問題かもしれない。
by aru-henshusha | 2004-12-30 00:45 | 本・出版