著者は、どこまで口を出すべきか?
2004年 12月 30日
正直、「編集者の仕事」にはできるだけ口を出してもらいたくないというのが、本音だろう。
もちろん、この「編集者の仕事」が何をさすのかは、各編集者や会社ごとに違うのだけど。
題名はどうやって決まったのか? ー 頼むぜ!長倉!俺はアメリカだ編
上にリンクしたのは、ベストセラー「会社にお金が残らない本当の理由」や「裏帳簿のススメ 」で有名な、岡本吏郎氏のブログの一部。
この著者、本の題名にも装丁にも口を出す。
ましてや、一度決めた章構成まで、校正中に覆している。
とても仕事熱心であると同時に、担当編集者としては心臓が痛かろう。
本のタイトル、見出しやカバーは編集者のものと思う編集者は多いはずだ。
著者がそこまでコミットするからこそ、売れる本ができるのか?
だが、だとしたら、編集者の役割とは一体?
これは、編集者の存在意義につながる問題かもしれない。