売れる本の帯は、「純愛」「青春」「泣ける」がポイント。
2005年 06月 17日
最近、四六判文芸書の世界では、「帯にミステリーと書くと売れない」と囁かれはじめているらしい。てっきり冗談かと思ったら、「上司からミステリーとは書くな」と言われた編集者はほかにも数人。「純愛」「青春」「泣ける」あたりが売れセンのキャッチで、「ミステリー」と書くと若い読者にそっぽを向かれる――という認識が一般化しつつある模様。
まあ、僕は文芸の人間ではないのでね。
正直、「ああ、そうですか」という感じですが。
「純愛」「青春」「泣ける」だなんて、個人的にはどれも心にひっかからない言葉ですがね。