「AmazonレビュアーVS著者」論争は、何を残したのか?
2005年 07月 18日
amazon書評者nomadicaにお詫び(nozomu.net)
書評者は論争の過程で該当のレビューを削除し、また著者は自身の発言で行き過ぎたところを謝罪した。
ある意味丸く収まったわけだが、ここにいたるまで1週間近くかかっている。
その間の両者のストレスは、すさまじいものがあったに違いない。
僕自身、これまでネットで幾度か論争に巻き込まれたり、あるいは他者を巻き込んだりしたことがあるからわかるのだけど、人と争うのには思った以上にエネルギーがいる。
しかし、そのエネルギーをかけた分だけの「結果」が得られることは、ほとんどない。
どちらかが論争過程で姿をくらましたり、お互い疲弊がたまるばかりなのでとりあえず「手打ち」にしてみたり。
お互いの論がうまい具合にかみ合って、ちゃんとした結論を得られる論争など、まれである。
今回の論争も、正直、お二人が望んでいた「結果」とは違うものになったのではなかろうか。
お互い意見は異なれども、どこかに「落としどころ」を用意していないと、なかなか論争での有意義な「結果」は得がたい。
その意味では、論争の相手は一種の「協力者」でなければならない。
争いつつも、心のどこかでおなじ方向を見ることの必要性が、今回の論争でかろうじて得られたことなのかもしれない。

