社長ブログも、書き方次第で命取りになる。
2005年 08月 28日
渡辺淳一さんも好きなんです(吉越浩一郎の革命社長日記)
もちろん、一企業の経営者が誰の本を読もうが勝手だが、それを「公」にすると話は違ってくる。
女性をターゲットにし、自社の女性に積極的にチャンスを与えているだろう会社の社長が、渡辺淳一の「愛ルケ」を愛読して下着まで送っているというのは、顧客の女性からすると生理的・論理的に受け付けない部分が多かろう。
正直、男の僕からしてもイメージはよろしくない。
企業の経営者のブログは、ふつうは接点がない人たちの顔が見えるという意味で、その企業のイメージアップに寄与する部分がある。
同時に、その文章を通して(見せたくない、見せる必要もない)「嫌な面」をあらわにしてしまうこともある。
その意味で、経営者(あるいはその「代筆者」)は、各記事の内容・表現には、細心の注意が必要だ。
蛇足ながら、吉越社長のブログは、彼の著書の宣伝もかねて作られたようである(ブログ名と書名がリンクしているし、販促キャンペーンも行なっていたみたいだ)。
今回の一件は、その著書の売れ行きにも水をさすかもしれない。