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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

記者と編集者の狭間で。

ちょっと、メガネ騒動ではしゃぎすぎたんで、寝る前にまじめな事を書きます。
少し、ココロのバランスをとりたいので。

僕は就職活動をするとき、出版社は受けたけど、新聞社は基本的には受けませんでした。
なぜなら、記者の仕事の内情を、うすうす知っていたから。

具体例として、署名で書く記者の「ニュース日記」の記事をひきます。

夜回り

記者って、本当に夜も朝もない肉体労働なんですよ。
しかも、全国紙だったら、最初はまず地方局でのスタートでしょ。

僕は、肉体的疲労を避けるのと、東京を離れたくなかったという理由もあって、新聞社を受けませんでした。

じつは、僕の親父は、記者でした。ただし、雑誌の記者。
でも、事件を追っていたことには変わりありません。

家庭人としては、ほんとダメンズだったみたいです。
まあ、事件事件の連続で、家庭を振り返る暇もなかったのかな。
彼は、無理な仕事がたたってか、僕が二十歳のとき、亡くなりました。

僕は、心のどこかで、彼みたいな人生を忌避したんでしょう。
だから、出版の世界に行った。逃げたと言ってもいい。

いま、僕は、事件とは関係ない現場で働きながら、ネットの世界で、ニュースやジャーナリズムとやらについて、偉そうなことを言ったりしています。
全部、本やら誰かの受け売りで。死体の腐臭漂う現場なんか、一度も見たことないのに。
(そして、この知識も受け売りだしね)

僕はあくまで編集者。記者ではないし、記者にはなれない。
悔しいけれど、親父に一生勝てない部分がある。
by aru-henshusha | 2005-01-13 01:51 | 本・出版