僕は、お前の財布じゃない。
2005年 10月 31日
先日、とある人から「この領収書、経費で落としてくんない」と言われました。
でも、その領収書、僕は心当たりがまったくないんです。
「何の領収書でしたっけ」と訊いたら、「いや、こないだ**さんと飲んだからさ」との一声。
**さんってのは、僕がしばらく前にお仕事をした著者の方。
で、僕に領収書を押し付けたのは、その著者と僕の間に立つ人というか、割り込んできた人というか(う~ん、うまく説明しづらいな)。
まあ、それはともかく、こちらとしては納得いかないわけですよ。
そりゃあ、その著者には確かにお世話になりました。
けれど、その打ち上げはきちんと済ませたし、その本の経費の〆はとうに終わってるし、ましてや僕は今回の飲みには呼ばれてもいない。
ようするに、その「領収書男」が勝手に著者と飲んだ尻拭いを、なぜこちらがしなきゃならないのか。
仮に、僕がその場にいたら、そこで次の企画を相談したり、多少であっても仕事にはつなげられる。
でも、彼は著者といい気になって飲んで、もっと言えば、その著者により食い込もうとしだけの話。
そんな自分のためだけに飲んだ酒代を、こっちにつけようとするんじゃない。
僕はお前の財布じゃないし、会社の金も当然お前の金じゃない。
自分の息子とさほど変わらぬ年の人間に金をたかって、恥ずかしくないのかね。
書いてせいせいするかと思ったら、かえってむなしくなってきたよ。