渡辺淳一先生が、あの毒薬女子高生を分析してた。
2005年 11月 09日
この女性の心理について、いろいろな識者がいろいろな意見をいっているが、わたしの判定は、「薬物フェチ」
さまざまな薬物を見ていると、次第にその薬物の魔力に惹きつけられ、それを体験し、さらにはまわりの小動物や、はては人間にまでつかってみたくなる。
この女子高生はこの薬物の妖しい魅力にとり憑かれて、お母さんまで実験材料にしてしまった。お母さんに特別の憎しみや怒りをもってないのはそのためで、ただ薬の効果を見たかっただけと思われる。
この推論、僕は賛成とも反対とも言いかねる。
他人の心の中なんて、どんな大先生でも完璧には覗けないと思うので。
ただ、もしも彼女が「薬物フェチ」だとして、自分の母親(しかもとくに殺意を抱いてたわけでもないとされる)を実験材料にしてしまうのは理解できないなぁ。
(そんなに効果が見たいなら自分で実験しろよと思う)
どんな毒物よりも、そういうことができてしまう人間のほうが怖い。
まあ、僕のなかにも、そんな「毒」が含まれているかもしれないが。