本を書くのは、儲けるための「最初の一歩」でしかない。
2005年 12月 20日
本を買いても大した収入にはなりません。印税など本代の数%です。執筆の手間を考えると効率的ではありません。それでも、人は本を書きます。理由は、やはり儲かるからです。印税は少なくても、著作から派生するビジネスで儲けることが出来るからです。
「顧客生涯価値(Life-Time-Value)」という言葉を聞いたことがあると思います。これは一人の顧客から得られる利益のことです。便宜的にここでは「読者=顧客」とすると、読者があなたの本を1冊購入しても、あなたにはわずかしか入りません。しかし、その読者があなたのセミナーに来てくれたら?コンサルティング契約をしてくれたら…。このように著書から派生するビジネスの利益が大きいのです。
コンサルタントの著者を作ったことがある編集者なら、上に書かれていることがよくわかると思います。
それの良し悪しはおくとして、ある種の人にとって、本は「大きな名刺」なんですよね。
また、本当かどうか知りませんが、本を一冊出すだけで、講演料やコンサルティング料が跳ね上がったりすることもあるそうです。
かくして、世の中に本を出したい人は尽きまじ……