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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

読者は知らない、編集者の悩み。

ふつうの読者の人は知らないと思うのだが、本を作る際、編集者は文字統一という地味~な作業を行なっている。
これは、簡単に言うと、一冊なかに出てくる言葉(名詞、動詞、副詞などすべて)の、表記を統一する作業だ。

たとえば、「私」と「わたし」、「言う」と「いう」、「全く」と「まったく」、それぞれ漢字にするか平仮名にするかを決めるのである。
(このとき、漢字にすることを「閉じる」、平仮名にすることを「開く」という)

しかし、この文字統一のルールというのは、あってないようなもので、著者の好みや編集者の思惑、はたまた本のジャンルや、出版社の方針にも左右される。

だから、編集者は、一冊一冊編集するたびに、この言葉は開くべきか閉じるべきか、けっこう悩むものなのだ。

じつは、ここ数日のうち、二人の編集者さんのブログで、文字統一にかんする記事を見つけた。

だって漢字苦手なんだもん

用字と用語を統一する

正直、読者にとっては用字のばらつきなんて気にすることじゃないのだろうが、編集者にとっては色々考えるところである。

ちなみに、僕はこうしてブログを書くときでも、ついつい文字統一を気にしている。
(「とき」は基本的には開くとかルールまで決めているし)
いやな職業病だ。
by aru-henshusha | 2005-01-16 17:00 | 本・出版