「緑色のブタ」は、本当に必要か?
2006年 01月 13日
・蛍光グリーンのブタ開発される(画像あるよ)(Tokyo Fuku-blog)
最初は上の記事だけ読んだので、緑色(性格には蛍光グリーン)のブタが開発された理由がわからなかったのだけど、下の記事を読んでその目的が見えてきた。
研究者はこの豚を人間の疾病の研究に用いる。蛍光豚の遺伝物質が緑色で観察しやすいからだ。例えば蛍光豚の幹細胞を他の動物に注入した場合、組織片を採取したり組織を傷つけることなく成長の様子を観察できる。
なるほど、そういうことですか。
ただ、その目的自体には意義があると思うのだけど、緑色のブタをつくる必要はあるのかねぇ。
それだけの技術があるのなら、こんなブタをつくらなくても済むうまい方法がなかったのかと、つい考えてしまう。
ある技術が可能であることと、それを実行に移すことは、必ずしもイコールではないと僕は思う。
それを「保守的」と呼ぶ人もいるのだろうけれど。
最後に、僕の好きな山本夏彦さんの言葉を紹介しておこう。
「何用あって月世界へ?-月は眺めるものである。」