必要な人に、必要とされるだけで、十分幸せである。(ヒトリゴト31)
2006年 01月 19日
そんなことを、ふと考えるときがある。
そりゃあ、そういう人も、一人か二人はいるんじゃないかと僕は思う。
でも、それはあくまで僕が思っているだけのことだ。
僕を心から必要としている人は、もしかすると、この世に一人もいないのかもしれない。
だけど、そうだとすると、困るよなぁ。
だって、それって「需要がまるでない商品」みたいだもの。
誰からも必要とされることなく、ひっそりと忘れ去られていくのは悲しい。
自分が生きている限りは、誰かに必要とされる人でありたい。
べつに、大勢の人から必要とされなくてもいい。
たった一人でも、自分を必要としている人がいれば、それでいい。
同時に、その人のことを僕が必要としているのなら、なおさらいい。
必要な人に、必要とされるだけで、生きていてよかったと僕は思う。
それって、当たり前のことなのかもしれないけれど、いままでなかなか実感できなかったことでもある。
必要な人に、必要とされないまま育った時間が、僕には少々長すぎた。
夜中に、誰もいない部屋に帰ってきて、ベッドに寝転がって、ふと考える。
「自分は一体、誰から必要とされているのだろう?」
その問いの「正解」を、僕は知らない。
けれど、いまは自分なりの解答が、頭の中には浮かんでいる。
それが当たってるかはわからないけど、いちおうの答えが出せることを嬉しく思う。
答え合わせは、まだまだ先になりそうだけど。