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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

新書を出さない出版社は、本当にお先真っ暗なのか?

あ、べつに分析とか提言とかではなくて、単なるメモ書き程度です。
結論も考えずに書き出してるし。

いや、下にリンクした記事を読んで改めて感じたんですが、最近のベストセラーって新書が多いじゃないですか。

【ベストセラーを斬る】『包帯クラブ』天童荒太著(Sankei Web)
*関連
2005年ベストセラー回顧 実用本やネット発本ヒット
教養新書 ヒット続出(ともにYOMIURI ON-LINE)

特に、ミリオンとかウン十万部出た本って、新書新書のオンパレード。
(もちろん、安い定価の商品なんで、薄利多売しなきゃいけないわけですが)

こういう現状を見ていると、いままで新書を出してこなかった出版社が、(棚確保という意味も含めて)こぞって新書を出しにいく気持ちもわかる気がする。
(G社とかS社とか、A社とか、あとF社だっけ?)

でも、数年前から「新書戦争」なんて言われていたように、書店の有限の棚の中で生き残る新書、生き残れない新書というのも年々ハッキリするだろうし、いたずらに新規参入することが正解とも思えない。

じゃあ、新書を出さない出版社(で売上もイマイチ)というところが、この閉塞感を解消するにはどうしたらいいかというと、なかなかよいアイデアも出ないわけで。

ただ、少なくとも、本という商品だけに話をかぎって言えば、「値づけ」とか「判型」とか、そういう基本的なところから見直すのも一つの手だとは思う。
四六判だろうがA5判だろうが、原価率がクリアできれば700円とか800円で出してもいいわけだし。

色々な出版社が新書を出す方向に走る中で、あえて新書を出さないで生き残る方法を考えるのも、戦略の一つかもしれない。

と、平社員の僕が言っても説得力に欠けるわけだが……
by aru-henshusha | 2006-03-20 22:05 | 本・出版