学ランの「ラン」は、じつはオランダの「ラン」だった!
2006年 04月 20日
「カンコー学生服」でおなじみ、尾崎商事にたずねてみたところ、マーケティング部の平尾さんが、こう説明してくれた。ということは、このような長ランは「長蘭服」、短ランは「短蘭服」の略というわけですか。
「江戸時代、洋服全般を『ランフク』と呼んでいたんです」
ランフク?
「オランダの『ラン』のことですね。くさかんむりの」
オランダ。おお、阿蘭陀。「蘭学」など、鎖国時代に西洋のものを指す意味合いで用いられていた「蘭」、アレだ。すなわち、西洋の衣服という意味で、洋服を「蘭服」と呼んでいた時代があったのである。
そうなると、「学ラン」の語源はもう簡単。「学生用蘭服」ということだ。
というか、今ごろ「長ラン」「短ラン」なんて着る人いないのかしら?