高田純次の『適当論』が面白くなさそうなのは、じつは「適当じゃない」からじゃないか?
2006年 05月 10日
いや、最近SBCが出した高田純次の『適当論』って本があるじゃないですか。
この本が出るって聞いたとき、新書で高田純次とは面白い組み合わせだと思って、買う気マンマンだったんです。
でも、実際書店でこの本をパラパラめくったら、「面白くないオーラ」が出ていて買うに至らなかったんですわ。
パラパラめくっただけでそりゃないだろうと思うでしょうけど、「同業者の勘」が働いたというか、この本のつくりじゃ面白くないかなぁって……
で、そのままにしておいたんですけど、今日、下の記事を読んで、この本に「面白くなさそう」な印象を受けた理由がわかった気がします。
「適当論」の高田純次(夕刊フジBLOG)
この記事、きっと件の本からの抜粋、あるいは要約でできてるんですよね。
だとすると『適当論』って、そうとう「適当じゃない」本ですよね。
だって、質問はいたって普通だし、回答もすごいマジメなんだもん。
いつもの「適当な高田純次ワールド」を期待して読むと、これじゃ肩透かしじゃないかなぁ。
(ちなみに、僕が期待する「適当な高田純次ワールド」はこんな感じ)
いやあ、全編このトーンだとしたら買わなくてよかったっす。
繰り返しになりますが、関係者の皆さん、こんな書評でお気を悪くしないでくださいね。
だって、こういうのが「適当」っていうことでしょ?