PTSDの患者に言ってはいけない、46の言葉。
2006年 08月 01日
上のページを偶然見つけ、興味深いので、(編集者の習性で)系統立ててまとめてみました。
グルーピングからもれたものは割愛し、PTSDの人がどういう反応をしたくなるのかも省いています。詳しくはリンク先を参照されたし。
●比較系
「もっとひどい目にあっても、頑張っている人がいるんだから頑張れ」
「(テレビなどを見ていて)君より大変な人はいっぱいいるんだから」
「病気や障害、飢えている人などと比べたらおまえは幸せだ」
「悲劇の主人公にでもなっているつもりなのか」
「隣りの○○ちゃんはちゃんとやっているのに…」
「これぐらい、誰だって経験しているんだ。おまえだけじゃない」
●~しなさい系
「昔のことは忘れなさい」
「気分転換でもしてきたら」
「体を動かせば心もついてくる、行動しろ」
「何かしなさい、目標をもちなさい」
「ちゃんと寝なさい、食べなさい、生活リズムを治しなさい」
「自分のやりたいことを見つけて忘れなさい」
「来年になったら何か楽しいことをしよう」
「旅行でもいって、引越しでもして、気晴らしをしよう」
「しばらく(仕事、学校)を休んでいたら?」
「薬・酒のんで寝なさい、疲れているようだから寝なさい」
「警察に報告しなさい、闘わないとなにもはじまらないわよ」
「いいかげんにしなさい」
●~するな系
「同じ事ばかり言うな」
「(精神関連の)薬を飲むな、薬にたよるな」
「気にしすぎているんだ」
●甘えるな系
「甘えている、人に頼るな」
「特別扱いしてもらいたいからそういう病気になるんだ」
「心が弱いんだ」
「今生きているんだから、それに感謝しなさい」
「人間はみんなひとりで生きているんだ」
「社会から立ち遅れる、落ちこぼれるぞ」
「わがままだ、自分のことしか考えていない」
●お前のせいだ系
「被害にあう人自身にも、被害を呼び寄せる要素があるんだ」
「そういう暮らしを、仕事を、生き方をしているから犯罪にあうんだ」
「昔からそういう甘いところがあるとおもってた」
「いつかこうなるんじゃないかと思っていた」
「そういう格好・化粧・運転をしているからこうなるんだ」
「これからこんなことが起きないように気をつけなさい」
「親戚、ご先祖様にもうしわけがたたない」
●自分が、自分も系
「あなたがこうなったから、私が”恥ずかしい、かわいそう、耐えられない”」
「君が苦しいと、僕・私も苦しい」
「君を助けるために、僕は「○○(会社を休んだとか、徹夜したとか)」これだけのことをしたんだよ。僕だって君を助けるために自分を犠牲にしているんだよ。」
「私・子供・家族のためにがんばって」
「(仕事、学校があるのだから)毎日君につきあってはいられない」
●楽観系
「未来にはぜったいいいことがあるから」
「努力すればかならず良いことがあるから」
「今回のことを教訓にすればいいよ」
「人生これで終わるわけじゃないんだから」
「愛している人がいるのだから絶対に良くなるよ」
こうしてまとめたものを見ると、どれか一つぐらいは言ってしまいそうですが……