本を書くのは、一年に何冊が限界か?
2005年 01月 27日
本の執筆って割に合わん
で、この記事を読んで、僕が前々から思っていた疑問が再燃したんです。
その疑問とは「本を書くのは、一年に何冊が限界か?」
たとえば、誰でも名前ぐらいは聞いたことがある某作家さんは、去年一年で「70冊!」上梓されています。
おいおい、どう考えても、それは無理だろ。
もちろん、なかには単行本の文庫化もあるでしょうし、口述筆記の類もあるでしょう。
ですが、それでも70冊は多すぎます。
一週間に一冊以上のゲラをチェックしながら、原稿も書いて、インタビューも受けて、本人いわく7時間半睡眠?
嫌いな言葉ですが、思いっきり叫ばせていただきます。
「ありえねぇーーー」
まあ、実際は、自分で書いてないらしいんですけどね。
それが業界の常識だとか。
ともかく、ある程度の質を保って本を書いていくには、執筆点数の限度があるはずです(もちろん、ジャンルや能力で、個人差は相当ありますが)。
一度、好きな作家さんの年間出版点数を紀伊國屋書店などで調べてみてもいいかもしれません。
「ありえない冊数」の著者が意外といますから。
(まあ、それでその作家さんを嫌いになられたりしたら、心苦しいですけれど)