「です・ます」かなの「である」なのか、それが問題だ(orです)。
2006年 11月 09日
「である」調で書いていただくか、悩むことがあります。
著者自身に、「私は<です・ます>でしか書かない」とか、
「<である>のほうがしっくりくる」といったコダワリがある場合はいいんです。
けれど、作品によって語尾を使い分けたりする著者の場合は、
今回の本ではどちらがいいのか、きちんと考える必要が出てきます。
「です・ます」「である」には、それぞれ長短があります。
◆です・ます
メリット 文章に柔らかみ(親しみやすさ)が出る、初心者向けの印象を与える
デメリット 説得力に欠けると思われる可能性がある、多少まどろっこしい印象
◆である
メリット 自信にあふれ説得力がある印象を与える、歯切れがいい
デメリット 文章にかたさ(ときに冷たさ)を感じる、高圧的に受け取られがち
そして、ときにはあえて<デメリット>を狙うときもあるので、一筋縄ではいきません。
編集者(あるいは著者)によって、語尾のセレクトの決め手は違うと思います。
ただ、どんな読者にどんな本を届けようかを考えたときに、
語尾は自ずと定まるものかもしれません。
(とか言いながら、やっぱり悩むんですけれど……)
ちなみに、当ブログ上でも、僕もそれなりの意図のもとに語尾を使い分けています。
この文章はなぜ「ですます」なのか、なぜ「である」でなければいけなかったのか。
そんなことを考えつつ本なりブログなりを読むと、より深い味わい方ができるかもしれませんね。
(珍しく、いいこと言った気がする……)

