講談社vs筑摩書房/新書カバー戦争の行方。
2005年 01月 30日
昨年、カバーの装丁がリニューアルされた講談社現代新書ですが、リニューアル前のほうがよかったという声をよく聞きます。(左がリニューアル前、左下がリニューアル後。ともに松岡正剛『知の編集術』)
正直、他社の人間からすると、どうしてこんな「改悪」をしたのか不思議です。
前のカバーのほうが、断然センスがよかったと思うのですが。
ちなみに、このカバーのデザイナーが、なぜこういう装丁にしたのかは、以下のインタビューで読めます。特別インタビュー新装幀の核心を語る「モダンであり続けるために」 中島英樹
個人的には、いろいろ突っ込みたいところがあるのですが、長くなるのでこの一言にとどめます。
「理屈はいいから、もっと買いたくなるカバーにしろや」
おっと、講談社現代新書について少々書きすぎたようで。駆け足で筑摩書房の話に移ります。
1月27日、筑摩書房からちくまプリマー新書が創刊されました。創刊の狙いは、公式ページで読んでいただくとして、このカバーがいいんです。
べつに講談社に対抗してこういうカバーにしたわけではないでしょうが、今までの新書のカバーとは一線を画しつつも、読者のハートをがっちりつかんだという意味で、「今回の新書カバー戦争(と勝手に呼んでるだけですが)」は、筑摩書房の圧勝ということで。
なお、考えるための道具箱さんも、ほぼ同様の見方をされています。
これが装丁の見本。
蛇足ながら、プリマー新書の斤量が重いのは、背の厚さを増やすためかと思います。
もともとページ数が少ないようなので、ある程度の厚みを確保したかったのかなと。

