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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

講談社vs筑摩書房/新書カバー戦争の行方。

講談社vs筑摩書房/新書カバー戦争の行方。_c0016141_2257149.jpg昨年、カバーの装丁がリニューアルされた講談社現代新書ですが、リニューアル前のほうがよかったという声をよく聞きます。
(左がリニューアル前、左下がリニューアル後。ともに松岡正剛『知の編集術』)

正直、他社の人間からすると、どうしてこんな「改悪」をしたのか不思議です。
前のカバーのほうが、断然センスがよかったと思うのですが。

講談社vs筑摩書房/新書カバー戦争の行方。_c0016141_22575282.jpgちなみに、このカバーのデザイナーが、なぜこういう装丁にしたのかは、以下のインタビューで読めます。

特別インタビュー新装幀の核心を語る「モダンであり続けるために」 中島英樹

個人的には、いろいろ突っ込みたいところがあるのですが、長くなるのでこの一言にとどめます。
理屈はいいから、もっと買いたくなるカバーにしろや

おっと、講談社現代新書について少々書きすぎたようで。駆け足で筑摩書房の話に移ります。

講談社vs筑摩書房/新書カバー戦争の行方。_c0016141_23262798.jpg1月27日、筑摩書房からちくまプリマー新書が創刊されました。
創刊の狙いは、公式ページで読んでいただくとして、このカバーがいいんです。

べつに講談社に対抗してこういうカバーにしたわけではないでしょうが、今までの新書のカバーとは一線を画しつつも、読者のハートをがっちりつかんだという意味で、「今回の新書カバー戦争(と勝手に呼んでるだけですが)」は、筑摩書房の圧勝ということで。

なお、考えるための道具箱さんも、ほぼ同様の見方をされています。

これが装丁の見本。

蛇足ながら、プリマー新書の斤量が重いのは、背の厚さを増やすためかと思います。
もともとページ数が少ないようなので、ある程度の厚みを確保したかったのかなと。
by aru-henshusha | 2005-01-30 23:38 | 本・出版