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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

本は「売れない」んですか? 「売らない」んですか?

個人的には、いや多くの業界人にとっても、意外な結果のはず。

お小遣いの使い道  1位は書籍、マンガなど活字系(オリコンライフ)

月々のお小遣いの使い道ランキング

1 書籍、雑誌、マンガ               69.0%
2 ファッション(洋服、かばん、靴など)や雑貨 58.5%
3 携帯電話(通信料・コンテンツ利用量)    54.2%
4 CD                        50.7%
5 貯金                       44.2%

(以下続く)

多くの出版関係者にとって、いま、「本は売れない」というのが合言葉のようになっていると思う。
業界全体としてもそういうムードだし、個々の版元を見ても、元気なところはそれほど多くはないだろう。


でも、本当に「本は売れない」のだろうか?

もしかしたら、自社の本が売れてないだけかもしれない。
もっと言えば、自分が作った本の売れ行きが悪いだけかもしれない。

たしかに、売れていない本は腐るほどあるけれど、その隙間には売れている本だってある。
そして、その本を買った読者は、確実にいる。


リンク先の調査にどれほど信憑性があるのか、僕は知らない。
だけど、たまには、こういう「甘い話」を信じてもよいのではないか。

売れない、売れないと嘆くのは自由だが、「売れない」と「売らない」は別物だ。
もしも、そんなに売れないと思うなら、これまで以上に熱心に売るしかないではないか。
(もちろん、売るものの内容を吟味することも大事だが)


本のためになけなしのお小遣いを費やす人がどれだけいるのか、本当にわからない。
けれど、そういう人がいる限りは、この業界を盛り上げていきたいと僕は思う。

愚痴をこぼし続けても、本は一冊も売れやしない。
僕らに必要とされている言葉は、「売れない」ではないはずだ。
by aru-henshusha | 2006-12-02 02:25 | 本・出版