人気ブログランキング |

ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

ブログに書いていいこと、いけないこと。

先ほど、「ある出版社が、来年、新書を創刊する(またかよ!)」という話を、はじめて知った。

具体的な参入時期はわからないが、すでに幾人かの著者をおさえ、原稿依頼も進んでいるようだ。
初期のラインナップには、****先生お得意の「●」をテーマにした本が入るらしい。


まるで関係者に聞いたかのように書いたけど、じつはこれ、とある著者のブログで知った情報だ。
そのブログの記事には、検索エンジン経由で偶然いきついた。

本来なら、(当ブログの信頼性も考え)その記事にリンクしたいところだけど、やめておく。
その出版社のHPには、まだ(正式には)新書創刊の情報は出ていないから。
(むろん、版元サイドがOKくれるなら「宣伝」しますけどね、D社さん)


まあ、前置きはそこまでにして。
僕が今したいのは、業界のウワサ話ではなく、ブログについての話である。

上の話もそうなのだけど、(有名・無名をとわず)ブログには時折、「関係者しか知りえない話」が書かれていることがある。
いや、かくいう僕自身だって、そのての話題を書いているときがあるだろう。

けれど、それらはあくまで「関係者のみが知っているべき話」であることが多いと思う。

なかには、ある時期が来たら、公開可能なものもあるかもしれない。
だが、いっぽうで、関係者以外には絶対知らせるべきでない性格の話もある。


う~ん、なんかまわりくどくなってきた。
ようは、「ブログに書いていいこと、いけないこと」があるんじゃない、という話である。

もちろん、読者からしたら、「書いてはいけないこと」を読むほうが楽しいだろう。
また、(僕を含めて)ブログの書き手にも、「書いてはいけないこと」を書きたい、という欲求があるのも否定しない。
(そうじゃない書き手も、当然いると思うけど)

とはいえ、実際に(色々な読者の目にふれる可能性があるブログに)書かれてしまった側の立場を考えると、やっぱりどこかに歯止めは必要だと思うのだ。


たとえば、僕が担当した著者が、うちの会社の表に出せない内部事情をこと細かにブログで書いていたら、その人と二度と仕事をしないと思う。
たとえ軽い気持ちで書いた文章であっても、著者と編集者の信頼関係が、そこで一気に崩れると思うから。

これはもちろん、立場が逆でも同じだ。
とくに、僕のように匿名でブログをやっている人間なら、なおさら気をつける必要があるだろう。


書いていいこと・いけないことの境目は、ときにとても微妙だったりする。
だけど、その判断が難しいからといって、「じゃあ、全部書きますね」ではマズいはずだ。

少なくともその境目を考え、悩むという過程が、ブログを書く前には必要ではないかと、いまさらながら思った次第である。
by aru-henshusha | 2006-12-23 19:01 | ネット・コンピュータ